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彩瀬まるの同名小説を原作とする本作では、親友・すみれの死を受け入れられずにいる主人公・真奈が、すみれが最後に旅した地へと向かうさまが描かれる。イベントには真奈役の
タイトルにある“海”にちなみブルーを基調とした衣装に身を包み登壇した岸井、浜辺、杉野。演じるうえで意識したポイントを聞かれた岸井は「真奈はあまり言葉で語らない女の子。私も多くを語らず何かを求めることはしないので、役と似ているところがあります。違うところもあって、真奈は大事だったものを抱えて誰かに押し付けて苦しんでしまうのですが、私は抱えられるんです。そこは演じるうえでベースとして意識していました」と述べる。
浜辺は岸井との共演について「感性が素敵で、だからこそしぐさや表情に愛しさが芽生える方だと思います。素直に憧れを抱きました」と明かす。その言葉に岸井は「照れます。ちょっとアホなだけです(笑)」と顔を赤らめていた。また完成した作品を観た岸井は「台本と違ったんです! ファーストカットから違って、これは編集が楽しかっただろうなと。映画作りの醍醐味ですよね!」と興奮しきりに話す。
中川から「杉野さんはある種ナルシストな役どころなのですが、本人はすごく聡明な方でした」とコメントがあると、杉野は「クランクインの前に監督と哲学的なお話をして……。聡明だなんてありがとうございます!」とにっこりした。
また卒業シーズンにちなんで「卒業の思い出」について聞かれたキャスト陣。岸井は「教習所を卒業しました! もう運転しています」、浜辺は「台本やDVD、書き途中の手紙とか……いろいろなものを置いていた机の上がきれいになりました! 丁寧な生活の始まりです(笑)」と頬をゆるませる。杉野は「ちゃんとおしゃれをするようになりました。(理由は)かっこいいから! この間まで現場へ行くのに大学のジャージとか着ていましたから(笑)」と打ち明けた。
最後に岸井は「この映画は喪失と再生の物語。何かを失ったり別れたりすることがあると思います。私は、悲しい気持ちのままでも何かほかの感情がないか探れると思っています。それがこの映画から伝わればうれしいです」とメッセージを送った。
「やがて海へと届く」は4月1日より東京・TOHOシネマズ 日比谷ほか全国でロードショー。なお本作の撮影の裏側に迫る特別番組 「映画公開記念『やがて海へと届く』ができるまで」が、ひかりTVで本日3月20日19時より独占配信される。
映画公開記念「やがて海へと届く」ができるまで
ひかりTV 2022年3月20日(日)19:00~
※ひかりTVビデオサービスでも視聴可能
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リンク
Chiaki @ Dorama World ドラマワールド @doramaworld
Premiere screening event of new movie "Yagate umi e to todoku" at United Cinema Aqua City Odaiba on 20 Mar 2022 - Kishii Yukino, Hamabe Minami & Sugino Yosuke; showing in cinemas from 1 Apr 2022
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