「書くが、まま」の上村による本作は、人里離れた日本家屋で出会い惹かれ合う悠と叶絵の関係を描いた作品。ある夜、入水自殺を図った悠は、死ぬことを選ばず陸に上がる。その姿を見て恋をした叶絵は、悠をモデルに絵を描くことになる。「親密さ」の
なお平野、長谷川、上村から上映にあたってのコメントも到着している。
平野鈴 コメント
この作品について、今わたくしは言葉にすることを試みているのですが、正直なところ充分なものが思い浮かびません。あの場所にあった暑さ、光、におい、音、足裏の感覚、空気の流れ、目前の彼女、そういう、言葉では捉まえきれないものたちが真っ先に浮かんでくるからです。悠であった自分は身体でそれらを理解しました。
きっと全て映っていると思います。
真っ暗な劇場で我々の在った時間が改めて流れることを、どなたかが受け取ってくださるかもしれないこの機会を頂けたことを、心から嬉しく思います。
長谷川葉生 コメント
自分にも外の世界に対しても嘘のつけない、上村監督だから作れる映画だなと思っています。叶絵の心の中のことや、わたし自身の心の中のこともいろいろ話し合い、共演者の平野さんと時間を重ね、スタッフさんたちが作り上げてくださった空間に身体を委ねて過ごしました。シネマロサ様で上映していただけること、お客様に見ていただける事がとても嬉しいです。ありがとうございます。
上村奈帆 コメント
在ったはずの心と在ったはずの体を、在ったはずの時間と共にのこしておきたい。それがこの「僕の一番好きだった人」という作品の原点です。
撮影では、少人数体制で密度の濃い時間を共有しながら、出演の平野鈴さん、長谷川葉生さんと言葉や呼吸、あらゆる対話を繰り返し行いました。劇中の絵画には、西山真来さんにもご出演いただきました。
貴重な上映の機会をありがとうございます。池袋シネマ・ロサの暗闇に、どうかあの夏がよみがえりますように。
上村奈帆の映画作品
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片岡礼子 ReikoKataoka @jour_r
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