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本作では、フェニックス扮するラジオジャーナリスト・ジョニーと9歳の甥ジェシーが、数日間の共同生活を通して絆を育むさまが描かれる。ジェシーを演じたのは、2009年生まれの子役
ジェシーは主人公ジョニーと同じく物語の中心となる存在。ミルズは「魅力的でキュートで遊び心があるだけでなく、複雑な陰影を漂わせている子を求めていた」とキャスティングの重要性を説く。そんな難しい役どころをオーディションで勝ち取ったノーマン。オーディションでは脚本に書かれていないことをアドリブで演じてみせ、さらにイギリス出身にもかかわらずアメリカ英語をマスターしていた。ミルズは「この子しかいないというのは明らかだった。映画の神様に助けられたと思った」と振り返り、フェニックスは「社交的で、非常に頭がよく、とんでもなく面白い子供だ。それでいて、舌を巻くようなアドリブを繰り出す」とたたえる。
映画の中では突拍子もない言動で伯父を振り回す役どころだったノーマンだが、演技の面ではフェニックスにとって「彼が目標を示してくれて、いろいろな意味で僕のガイドになってくれた」という。ミルズは「彼ら自身の本当の関係と親密さがリアルタイムで展開されているのがわかった。それは見せかけじゃない」と2人の相性のよさに太鼓判を押し、「『子供との仕事はどうですか?』とよく聞かれるけど、子供ってホアキンのこと?って感じだね(笑)」と冗談交じりに語った。
ティモシー・シャラメに憧れているというノーマン。今後の目標を「これからも役者として活躍して、いつかは素敵な家にも住みたい。役者として限界まで挑み、やめなければいけないときがくるまで続けたい。いずれ監督にもチャレンジしたい」と語り、好きな日本のカルチャーについては「好きなアーティストのジャケットを手がけている村上隆かな」と答えた。
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