野本梢の「3653の旅」池袋シネマ・ロサで公開、中村更紗や二田絢乃が出演

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「愛のくだらない」の野本梢が監督を務めた「3653の旅」が、8月13日から26日まで東京の池袋シネマ・ロサにて公開される。

「3653の旅」

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「3653の旅」メインビジュアル

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「3653の旅」は宮城県石巻市でロケが行われた中編。東日本大震災の10年後、故郷・石巻を離れて埼玉のリフォーム会社に勤める玲の気掛かりは、部屋にこもりがちな幼なじみ・凪のことだった。玲は凪を埼玉へ連れ出すため、同僚の祐太とともに石巻へ。祐太が凪との仲を深める中、玲は今も行方のわからない母と過ごした日々を思い出していく。岩手県出身の中村更紗、「優しさのすべて」の二田絢乃、「ボクらのホームパーティー」の卯ノ原圭吾らが出演した。

「3653の旅」

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野本は「被災地から離れた私たちが毎年この時期に津波の映像を見ながら当時を思い出している間に、現地の方たちは前に進むため、同じ悲劇を繰り返さないためにものすごいスピードで取り組んでいらっしゃいます。そんな現状と共に、気持ちが追いつかない人々の葛藤を描けたらと思いました」とコメントしている。

なお「3653の旅」は、同じく野本が監督を務めた中編「彼女たちの話」と同時上映される。

野本梢 コメント

プロデューサーの稲村久美子さんと共に石巻市を訪れた際目にしたのは驚くほどに整った街並みと背の高い防波堤でした。被災地から離れた私たちが毎年この時期に津波の映像を見ながら当時を思い出している間に、現地の方たちは前に進むため、同じ悲劇を繰り返さないためにものすごいスピードで取り組んでいらっしゃいます。そんな現状と共に、気持ちが追いつかない人々の葛藤を描けたらと思いました。

稲村久美子(プロデューサー)コメント

東北地方太平洋沖地震による災害から11年が経ちます。物資を詰め込んだ車両で家を出て、初めて石巻の地を踏んでから沢山の方に出会った11年でした。 
震災をよく知らない世代もいる一方で、未だ「復興とは」と、悩み考え続けている方たちは決して少なくありません。そこにあるのは、人の「思い」で有り又他者に対しての「想い」であるのでは無いでしょうか。映画をつくる時に、野本監督とやり取りしながらいつも気にしているのは、登場人物が今何を感じどうしたいのか?です。フィクションではありますが、彼や彼女たちは、生身の人間であり悲しんだり、笑ったり、泣いたり、迷い、時にはクヨクヨしながらも、私と同じく考え続けています。映画を観てくださった皆様に、作品を通してその思いが伝わればと願っております。

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(c)エイジアムービー

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【映画情報】#野本梢 さんが監督・脚本・撮影を手掛けた『#3653の旅』が2022年8/13(土)から池袋シネマ・ロサで、同じく野本さんが監督を務めた中編映画『#彼女たちの話』と同時上映↓
https://t.co/fxMNVVytbG

#中村更紗 #二田絢乃 #卯ノ原圭吾

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