“親愛なるキティー”が紡ぐアンネの言葉「たった1人の命を救うために全力を尽くすべき」

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本日3月10日の“東京都平和の日”にあわせて「アンネ・フランクと旅する日記」の本編映像がYouTubeで解禁された。

アンネ・フランク (c)ANNE_FRANK_FONDS,_Basel,_Switzerland

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「アンネ・フランクと旅する日記」ポスタービジュアル

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「アンネの日記」を原案に「戦場でワルツを」で知られるアリ・フォルマンが監督を務めた本作。アンネが生み出した“空想の友達”キティーの視点から現代のアムステルダムを舞台にした新たなパートが創出された。また第2次世界大戦下のアンネの日常も紡がれる。

「アンネ・フランクと旅する日記」

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東京都平和の日は、第2次世界大戦において約10万人の死者を出した1945年3月10日の東京大空襲にあわせて制定された。同じ第2次世界大戦下、ナチスドイツが占領するオランダ・アムステルダムで家族とともに隠れ家生活を送っていたアンネ。1944年8月に密告によって逮捕された彼女が、最終的にベルゲン=ベルゼン強制収容所で命を落としたのが1945年の2月から3月にかけてと言われている。わずか15年の短い生涯だった。

「アンネ・フランクと旅する日記」

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映像にはキティーが強制送還されそうな難民の子供たちのために、警察や群衆に向けて行った演説の一部を収録。彼女は国の重要な文化財であるオリジナルの「アンネの日記」を人質に行動に出る。多くの建物や施設にアンネの名前が冠され、崇拝の対象として形骸化された現代の状況を憂いながら「たった1人の命を救うために全力を尽くすべき。たった1つの命でも。子供の命は守られるべきだ」と、アンネが本当に伝えたかった言葉を紡ぐ。

「アンネ・フランクと旅する日記」は3月11日より東京・TOHOシネマズ シャンテほか全国でロードショー。

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(c)ANNE FRANK FONDS BASEL, SWITZERLAND

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会田 学(MANABU KAITA)web制作 @Manabu_Kaita

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