「さいなら、BAD SAMURAI」「ウルフなシッシー」に連なる“青春三部作”の最後を飾る作品として企画された「辻占恋慕」。時代に取り残されたシンガーソングライターと彼女を支えるマネージャーが、込み入った問題が山積みの中、それぞれの道をさまよい歩き始めるさまが描かれる。「百円の恋」「過激派オペラ」の
YouTubeで公開された特報では、自分のスタイルを頑なに曲げないゆべしとメジャーに進出させたい信太がすれ違うさまや、ゆべしが信太へ独特なオリジナルバースデーソングを歌う場面が確認できる。早織が歌う劇中歌「雨の日」も収められた。
早織は「もう今のわたしには月見ゆべしを演じられないと思います。撮影期間中、心とからだ、そのときのわたしのすべてを注ぎました。持っていた理想に届かず涙もしました。月見ゆべしはまぎれもなく等身大の自分の姿です」とコメント。大野は「コロナ禍もあって製作は難航しましたが、そのおかげで作品のテーマはより重層的なものになったと思います。何より先の見えない準備期間中、ひたむきに月見ゆべし像を作り上げてくださった早織さんには感謝してもしきれません」と述べた。
「辻占恋慕」は東京・K's cinemaほか全国で順次公開。
※記事初出時、本文に一部誤りがありました。お詫びして訂正します
早織 コメント
公開決定、ありがとうございます。
もう今のわたしには月見ゆべしを演じられないと思います。撮影期間中、心とからだ、そのときのわたしのすべてを注ぎました。
持っていた理想に届かず涙もしました。月見ゆべしはまぎれもなく等身大の自分の姿です。
「辻占恋慕」は観てくださる方にどんな風に映るのでしょうか。人生の上ではわずかかもしれない、でも確かだったあの時間を楽しんでいただけたら嬉しいです。どうぞよろしくお願いいたします。
大野大輔 コメント
およそ三年の歳月を経て「辻占恋慕」が遂に完成しました。
コロナ禍もあって製作は難航しましたが、そのおかげで作品のテーマはより重層的なものになったと思います。
何より先の見えない準備期間中、ひたむきに月見ゆべし像を作り上げてくださった早織さんには感謝してもしきれません。
この作品がより多くの人に届くことを心より祈っております。
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福田裕彦 8歳696ヵ月 @YasuhikoFK
『辻占恋慕』では、居酒屋のBGM、喫茶店のBGMも全てオリジナル。「適当な楽曲」は一曲もない。居酒屋のBGMには、実は一昨年小田原豊とのユニット「小福竜」で録音した「Majority」を使ったが、店の喧噪とミックスされて、多分誰も識別できないと思う(^-^) https://t.co/b4SKDWW6hu