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芦屋市制施行80周年を記念して製作された本作では、兵庫・芦屋の小学校へ新たに着任する新米栄養士・野々村菜々が、「味が変わった」と芳しくない反応を見せる子供たちのために、おいしい給食を作ろうと奮闘するさまが描かれる。菜々を松田、先輩栄養士の立山蓮子を秋野が演じた。
市立の全小中学校に各1名の栄養士を配置し、自校調理方式を採用している芦屋市。松田は「芦屋市の取り組みはすごいと思います。日本だけではなく世界的に見ても日本は進んでいるなと思います」と話し、「芦屋が舞台なので、関西だけの公開かと思っていましたが、全国公開できるのはうれしいです」と喜ぶ。
沖縄県出身の松田は自身が食べていた給食を振り返り、「当時は気付かなかったんですが、沖縄ナイズされていた給食だったなと。イナムドゥチ(汁物)や、クーブイリチー(昆布の炒め煮)が出ていました」と述懐。大阪出身の秋野は「私たちの時代は戦後12年後で、黒歴史だと思います。脱脂粉乳だったんです。あのおかげでいまだに牛乳が飲めません。あと、関西ではくじらの竜田揚げが出ていました。それに揚げパンに脱脂粉乳。今の子はいいものを食べてるなと思います」と述べた。
「食べることは生きること。この作品のテーマです」と紹介する秋野。「みんな食に対してないがしろにしているところはあると思います。栄養士はいっぱい考えてます。子供たちが健やかに育つ手助けになるためにも、この作品がご家庭で考え直すきっかけになればと思います」と口にする。松田は「食べさせたいものと子供たちが食べたいものが違う。栄養士さんの永遠の課題だと思います」と栄養士を演じ、感じたことを伝えた。
最後に松田は「食べることは体を作ることだけではなく、メンタルを作る栄養にも関わってきます。当たり前だけど大切なことを芦屋市は取り入れている。この作品を日本のみならず世界に届けたいと思います」とコメント。白羽は「タイトルに“あしや”と付いているけれど、食育は全世界の問題です。戦争など悲しいニュースも聞きますが、子供たちの未来のために、まっすぐ作った作品です。ぜひSNSで拡散してください」と語った。
「あしやのきゅうしょく」は公開中。
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「あしやのきゅうしょく」の公開記念舞台挨拶が本日3月5日に東京・新宿武蔵野館で行われ、キャストの松田るか、秋野暢子、監督の白羽弥仁が登壇した。 / https://t.co/T4FTQEpmOC / 松田るか、栄養士演じた主演作の舞台挨拶に登場「作品を世界に届けたい」 - 映画ナタリー https://t.co/v7O9ba9pon