ドキュメンタリー映画「
「TBSドキュメンタリー映画祭 2022」で上映される本作では、難病とされる“混合型脈管奇形”を抱えた女性・萌々花さんの闘病の日々が映し出される。TBSは2008年に当時6歳だった彼女にインタビューしており、今回は大学2年生となった彼女の姿を記録した。場面カットには萌々花さんがリハビリに励む様子、趣味のバドミントンを楽しむさまが収められている。
作品上映は3月19日13時10分、3月24日14時20分から実施。本作の監督兼プロデューサー・山本一雄は「萌々花さんも萌々花さんのご家族も、泣いているばかりではありません! しっかり前を向いて、生きています」とコメントしており、3月19日の回上映後にトークイベントを行う予定だ。
「TBSドキュメンタリー映画祭 2022」は3月18日から24日まで東京・ヒューマントラストシネマ渋谷にて開催。全国でも順次行われる。
山本一雄 コメント
14年前、6歳の萌々花さんを取材した時、私たちは泣く萌々花さん、泣くお母さんの姿を前面に出し、萌々花さんや萌々花さんのご家族を「かわいそう…」と「同情」の視点で描きました。ゴールデンタイムの放送だったこともあるかもしれません。視聴者に向けてその方が見やすかったかもしれません。しかし、萌々花さんも萌々花さんのご家族も、泣いているばかりではありません! しっかり前を向いて、生きています。今回は、前を向いて生きている萌々花さんを描こう! そう思いました。
難病の方や社会的弱者に対して、ただただ「かわいそう」という目で皆さんは見ていませんか? でも彼女たちはしっかり前を向いて生きています。「かわいそう」だけでなく、ちゃんと彼女たちを一個人として理解して、応援してみませんか?
実際、萌々花さんの友達は、萌々花さんを、病気とは関係なく【萌々花を萌々花として】接しています。
「病気だからただ同情するのではなく、友達だから心配する…」「萌々花の病気には興味ない、萌々花の人間性に興味があるから友達…」「誰にでもうまく出来ないことはあるけど萌々花はそれがちょっと人より強く出ているだけ…」そう話す友達のコメントは、病気を抱える方を含めて、社会的弱者、マイノリティの方々と接する上でのヒントです。
TBSドキュメンタリー映画祭 2022
2022年3月18日(金)~24日(木)東京都 ヒューマントラストシネマ渋谷
<上映作品>
「ムクウェゲ『女性にとって世界最悪の場所』で闘う医師」
「人生クライマー ~山野井泰史と垂直の世界~」
「ももいろクローバーZ ~アイドルの向こう側~」
「だから私は前を向く 萌々花20歳」
「石破茂・嫌われた正論 10人の証言」
「完黙 中村喜四郎~逮捕と選挙」
「戦争の狂気 中東特派員が見たガザ紛争の現実」
「日の丸 ~それは今なのかもしれない~」
「池袋母子死亡事故『約束』から3年」
「ライブで歓声が聞こえる日 コロナ禍に抗う音楽業界」
「さっちゃん最後のメッセージ 地下鉄サリン被害者家族の25年」
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