「女っ気なし」「やさしい人」で知られる
エリック・ロメールの「友だちの恋人」の舞台にもなったフランス北西部の都市セルジー・ポントワーズにあるバカンス客であふれるレジャー施設。ブラックにとっては「7月の物語」の第1部「日曜日の友だち」を撮影した場所で、「私の子供時代の一部をなす場所」と語るほど思い入れのある施設だ。
「宝島」では同地でひと夏を過ごす人々の様子がドキュメンタリーとフィクションの境界を漂いながら捉えられる。施設に忍び込もうとする少年たちや若い女性を口説く青年、昔を懐かしむ老人、天候を気にする従業員らが登場した。フランスの映画誌カイエ・デュ・シネマでは2018年のベストテン第10位に選出されている。
「宝島」はJAIHOのリクエスト作品として4月30日まで配信。国内では限られた特集上映での紹介のみだったため、今回の配信は貴重な機会となる。現在、予告編と監督によるメッセージ映像がYouTubeで公開中だ。
ギョーム・ブラックの映画作品
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映画ナタリー @eiga_natalie
「女っ気なし」ギョーム・ブラックがレジャー施設のひと夏捉えた「宝島」配信(動画あり)
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