カリブ系黒人コミュニティ描く5本の映画アンソロジー「スモール・アックス」日本上陸

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「SHAME -シェイム-」「それでも夜は明ける」のスティーヴ・マックィーンが監督・脚本・製作総指揮を担った全5話のアンソロジーシリーズ「スモール・アックス」が3月29日よりスターチャンネルEXで独占配信。4月19日よりBS10 スターチャンネルで独占放送される。

「スモール・アックス」ビジュアル

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「スモール・アックス」

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1960年代から80年代のロンドンを舞台に、マックィーンが自身のルーツであるイギリスのカリブ系黒人コミュニティの人々の喜びと悲しみ、そして苦悩をつづった本作。これまであまり語られなかった史実をもとに、反人種差別団体のマングローブ9や白人系養護施設で育った黒人作家、教育の機会を奪われた少年、若者たちの青春ロマンスなど、さまざまな切り口から5つの物語が紡がれる。

「スモール・アックス」

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本作はドラマシリーズではなく、1つひとつのエピソードを「Film=映画」と位置付け、いわば5本のテレビ映画として構成された。BBCとAmazonが製作に名を連ねており、マックィーンは「私の母親でも家で気軽に観られるように、 テレビで放送する作品として作りたいと思った」と語っている。第1話「マングローブ」と第2話「ラヴァーズ・ロック」は2020年の第73回カンヌ国際映画祭でオフィシャルセレクションに選出。またテレビシリーズとして初めてロサンゼルス映画批評家協会賞の最優秀作品賞を受賞した。バラク・オバマは「2020年のお気に入り映画」の1本として「ラヴァーズ・ロック」を選出している。

「スモール・アックス」

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第3話「レッド、ホワイト&ブルー」の主人公を演じたジョン・ボイエガはゴールデングローブ賞で最優秀助演男優賞を受賞。「マングローブ」で反人種差別運動家を演じたマラカイ・カービーは英国アカデミー賞(BAFTA)テレビ部門で最優秀助演男優賞に選ばれた。「ブラックパンサー」のレティーシャ・ライトも出演したほか、マックィーンの意向で無名の若手俳優たちが多数起用されている。

「スモール・アックス」は予告編がYouTubeで公開中。

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(c)McQueen Limited

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浅井 剛志 Asai Goshi @go_asai

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