“迷惑系”ヒューマンドラマである本作の主人公は、市役所の“おみおくり係”で働くちょっと迷惑な男・牧本壮。劇中では、空気が読めず聞く耳を持たない牧本が、孤独に亡くなった人を独自のルールに従っておみおくりしていく中でさまざまな人々と出会い、少し煙たがられながらも彼らの心に変化をもたらしていく。
第70回ヴェネツィア国際映画祭オリゾンティ部門で監督賞を含む4冠を獲得した
阿部は「台本を読んでとっても温かい気持ちになりました。おみおくり係の牧本壮という、なんとも愛おしいキャラクター。もう少し長く牧本をやっていたかったなぁ、と思いつつ撮影を終えたのを覚えています。牧本に関わる素敵なキャストの方々とロケ地(山形)の風景。久しぶりの水田組。癒されました」とコメント。水田は「阿部サダヲさんは、私が最も信頼する俳優のひとりです。以前『阿部サダヲさんはどんな俳優?』という問いに『ゴム毬のような』と答えました。説明すると『手触りは柔らかく、決して人を傷つけたりしないが、強く床に投げつければ驚くほど高く飛んで行くし、いつまでも小さく弾んでいることもできる』そんな俳優なのです」と阿部への信頼を明かした。
阿部サダヲ コメント
台本を読んでとっても温かい気持ちになりました。おみおくり係の牧本壮という、なんとも愛おしいキャラクター。もう少し長く牧本をやっていたかったなぁ、と思いつつ撮影を終えたのを覚えています。牧本に関わる素敵なキャストの方々とロケ地(山形)の風景。久しぶりの水田組。癒されました。
ご覧になるお客様に、牧本壮の真っ直ぐ過ぎて少し迷惑かも?と思える生き様を観て、和んで頂きたいです。よろしくお願いします。
水田伸生 コメント
「人を憂(うれ)うことが出来る人が優しく、人間として優(すぐ)れている」と、太宰治は書いています。
主人公「まきもと」に友人はいませんが、他者を憂うことが出来、その気持ちを行動に移せる人間なのです。
経済が幸せの指標とされて以来、「利己主義」な思考や行動が目立つ情けない世の中ですが…人間の持つ「美徳」が他者を敬い、尊重する「利他主義」だとすると「まきもと」こそ「美徳」の持ち主です。
阿部サダヲについて
阿部サダヲさんは、私が最も信頼する俳優のひとりです。
以前「阿部サダヲさんはどんな俳優?」という問いに「ゴム毬のような」と答えました。説明すると「手触りは柔らかく、決して人を傷つけたりしないが、強く床に投げつければ驚くほど高く飛んで行くし、いつまでも小さく弾んでいることもできる」そんな俳優なのです。演技の特性は「助走無しで跳ぶ、走高跳」の如く「観客に展開を予測させない振幅の大きな演技」この特性に加えて、今回は「シームレス」繋ぎ目のない演技を要求しました。
てれびのスキマ/戸部田 誠 @u5u
阿部「台本を読んでとっても温かい気持ちになりました。おみおくり係の牧本壮という、なんとも愛おしいキャラクター」/阿部サダヲ主演の“迷惑系”ヒューマンドラマ「アイ・アム まきもと」9月に公開 - 映画ナタリー https://t.co/N61UQ12nY1