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1月21日に公開された本作は、「指名手配中の連続殺人犯を見た」と言い残して姿を消した父と、その行方を追う娘の姿を描くミステリー。父・原田智を
周囲からの反響を聞かれた清水は「知り合いからたくさん連絡があったが、“キモい!”という感想が一番多かった。山内はこれまで演じた中でもダントツに気持ち悪い役柄。みんなに“キモッ!”と思わせられたということは、それだけ役柄がしっかりと伝わったということ」と手応えを感じている様子。続けて、「ヒールとして物語の中で強く存在できればいいと思っていたので、山内が画に出ると温度が下がるような、そんな不穏な空気感を意識しました。目付きもシーンや状況によって変えていきました」と回顧した。
片山は山内に“現代の若者の生きづらさ”を仮託したと言い、「若い世代の人たちに“山内はただの悪役ではないぞ”と感じてもらい、共感できる部分を少しでも見出してもらえたら」と述べる。山内というキャラクターを創造するにあたって、実際に殺人犯と面会を重ねたそうで「面会に現れたのは意外にも普通の青年だった。まさかの“普通”という逆の衝撃を受けたことから、山内には普通っぽさを求めました。それを清水さんはうまく表現してくれた」と明かした。
また清水は山内の食事シーンについて「山内の飢えと前のめりのエネルギーを出せればと演じました。監督からも『ガッツリと食べて』という指示をいただいていたので、セリフに合わせて食べる量とタイミングを決めながら臨みました」と撮影を振り返る。片山は「殺人を犯す男のあふれる生命力という不気味さを出したかった」と食事シーンの狙いを口にし、「清水さんは体が細いのにすごく食べる。何度テイクを重ねても同じ量をモリモリと食べてくれるので、どこまで行くのか?と楽しくなりました」と笑みを浮かべた。
最後に清水は「これからもたくさんの観客の皆さんに愛される作品になってほしい。間違いなく、僕の代表作になったと言い切れます」、片山は「若い人のために作ったような映画なので、鑑賞後に感じたことがあれば、話しあって作品を広げていってほしい」と述べた。なお本作は2月18日から拡大公開が決定している。
「さがす」は全国の劇場で上映中。
清水尋也の映画作品
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