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本作は過去のトラウマを抱えながらアクション俳優として生きる主人公・立石大輔が、孤独な女子高生アユミを救うバイオレンスアクションムービー。フジオカが立石、蒔田彩珠がアユミを演じ、渡辺哲、金子大地、坂口征夫、村上淳、嶋田久作、別所哲也もキャストに名を連ねた。
フジオカは「3年半掛けて作り上げた映画の初日にコロナに感染してしまいました。本日、公開記念イベントができることを心からうれしく思います」と挨拶。SNSなどで見られる鑑賞後の感想が賛否両論であることについて「こんなにダイナミックに意見が分かれる映画に出会ったことがありません。多種多様なご意見、ご感想をいただく中、自分の中ではっきりしたことがあります。通常、映画を観た方のことをビューアー、ライブであればオーディエンスという呼び方をします。でも、この映画に関しては“ユーザー”という言葉がぴったりだと思いながら、コメントを読んでいました」と述べ、大きな拍手に包まれた。
アクション作品への出演が初めてだったという蒔田は「(アクションシーンの)撮影を近くで見るのも初めてでした。みんな全力でかっこいい!と思いながら見つめていました」と笑顔に。フジオカは「彩珠の変化を見るのが楽しみになっています。芝居ができないと絶対演じきれないキャラクターでした。女優としてやるべきことをやってくれました。芝居以外で見せていた彩珠の無垢なところ、あどけなさが、今後どう変化していくのか、どんな大人になっていくのか、親戚のお兄さんのような気持ちで楽しみにしています」と語る。
「ディーン、彩珠という2人の天才のいる現場だった」と満足の表情を浮かべる松永。蒔田について「素晴らしい女優でありながら、普通の女の子の一面もあってすごく魅力的です。ディーンさんに抱きかかえられるシーンの撮影で『やった! お姫様抱っこされたー!』と無邪気にはしゃいでいて。かなりシリアスなシーンだったのですが“すごい女優さんだな”と思いました」と振り返る。
また、松永の印象に残っているのは、アクションシーン撮影前のフジオカの姿だという。「肉体を追い込んでから撮影をするのですが、僕、そしてスタッフみんなが、ディーンさんの作り込みのタイミングがわかるようになって。顔が鬼に変わる瞬間があるんです。昼夜関係なく、どのアクションシーンでも時間を掛けて体を作る。なかなかできることではないので、ただただすごいと感心していました」というコメントを受け、フジオカは「今思うと狂気だったよね(笑)」と振り返った。
フジオカから次回作のテーマを求められた蒔田は「ロードムービー」と回答。逃亡先の条件として「おいしい食事ときれいな宿」を挙げ、「それはロードムービーなの?」とフジオカ、松永からツッコまれる。松永は「ディーンさんに馬に乗ってもらいたいです」とリクエスト。「人里離れた島で、上半身裸で馬に乗ってほしい」と松永が続けると、フジオカは「下ははいていていいのね? よかった、全裸じゃなかった(笑)」とホッとした様子だった。
最後にフジオカは「この映画に関してはネタバレはまったく問題ありません。むしろネタバレしてこそ、より深く楽しめる作品になっています」と述懐。「まだ観ていない人は“何を言ってるんだ”と思うかもしれませんが、鑑賞後には、思ったこと感じたことをネット上でも口コミでも伝えてください。いわば実験装置のような映画です。同じ空間、同じ時間を分かち合うのも何かの縁。ぜひ共犯者になっていただき、ユーザーの皆さん1人ひとりのお力で、何かひとつの大きなムーブメントになっていけばいいなと思っています。『Pure Japanese』から何かがはじまった、そんなものを作り上げることができたら幸せです」と呼びかけた。
「Pure Japanese」は全国で公開中。
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【イベントレポート】ディーン・フジオカ、次回作は半裸で乗馬?「Pure Japanese」松永大司がリクエスト
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