ノンフィクション作家・高橋秀実の同名著書を原作とする本作。ひょんなことから水泳教室に通うことになった“カナヅチ”の哲学者・小鳥遊雄司と水泳コーチ・薄原静香の一進一退の日々が描かれる。雄司役で長谷川、静香役で綾瀬が出演し、監督と脚本を「エミアビのはじまりとはじまり」の
NHK大河ドラマ「八重の桜」で夫婦役を演じた長谷川と綾瀬。長谷川は「八重の桜から7~8年ぶりの共演でしたが、滞りなくお互い役柄として向き合えましたし、益々華やかさや大らかさが増して素晴らしい女優さんになられたな、と感じました」とコメント。綾瀬は「長谷川さんのカタブツな小鳥遊先生がとても愛おしく、ずっとお芝居を見ていたくなりました」とつづった。
イラスト版ティザーポスターのデザインを手がけたのは及川賢治と竹内繭子によるユニット・100%ORANGE。水着姿のキャラクターが描かれた。
「はい、泳げません」は東京・TOHOシネマズ 日比谷ほかにて全国ロードショー。
※高橋秀実の高は、はしごだかが正式表記
長谷川博己 コメント
撮影を終えた感想
役柄としてもこの作品に向き合うことにしても身体と思考をフル回転させて臨まなければならないものでしたが、最終的にその疲れは心地のよいものでした。渡辺監督とは創作過程でぶつかることもありましたが、この作品を作るにあたって必要なことだったのかもしれません。
「映画を作る」という行為は、様々な試練や衝突、そして自問自答を繰り返しながら作っていくものなのだと改めて実感した現場であり、それがどこかこの映画のテーマともつながって見えました。
綾瀬はるかとの共演について
大河ドラマの八重の桜から7~8年ぶりの共演でしたが、滞りなくお互い役柄として向き合えましたし、益々華やかさや大らかさが増して素晴らしい女優さんになられたな、と感じました。
今回の静香コーチの役は彼女の持ち前の天使的とも言える存在感がマッチしていてとても印象的で作品に深みが増しました。
公開に向けたメッセージ
この映画は水の中に潜む「記憶」と「再生」の物語だと思います。
生きることと泳ぐこと、似ているようで似ていないこの二つの行為を通して人生の辛さや楽しさ、全てをひっくるめて素晴らしいと実感できるような、得も言われぬ感動がある作品になると思います。
ぜひご期待ください。
綾瀬はるか コメント
撮影を終えた感想
私は、ほぼプールでの撮影だったのでどうなることかと思ってましたが、終わる頃にはすっかり水の中が、水泳が大好きになっていました。
長谷川博己との共演について
長谷川さんのカタブツな小鳥遊先生がとても愛おしく、ずっとお芝居を見ていたくなりました。
公開に向けたメッセージ
できなかったことができるようになる。それで少し視界が広がったような、そんな出来事が皆様に訪れることを心から願ってます。そして、この映画をご覧頂いて、水泳でなくても、何かに挑戦してみようと思って頂けたら幸せです。
渡辺謙作 コメント
数年前、爆笑と共感にひたりながら、この原作を映画にするのは俺しかいない、と思いました。なぜなら私も泳げないから。
主人公は小鳥遊雄司。泳げない哲学者。この字面だけでジャスト長谷川博己! 小鳥遊はややこしい人間なのだが、長谷川さんもなかなかの…。それらもひっくるめて愛おしい! 主人公が持つ誠実さは私にはありません。間違いなく長谷川さんの天分です。
小鳥遊に負けず劣らず風変わりなのがスイミングコーチの薄原静香。綾瀬はるかさんと初めて会ったとき、噂に違わぬ天然ぶりと端正なスタイルに、ここに静香コーチいるじゃん!
泳げない私にはよくわかる。泳げるようになりたい。その一歩を踏み出すのにどれだけの勇気がいるか。小鳥遊雄司に乾杯!
映画ナタリー @eiga_natalie
長谷川博己×綾瀬はるか「はい、泳げません」6月公開、水泳教室の生徒と先生に(コメントあり)
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