「アンネの日記」出版から75周年を迎える今、アリ・フォルマンが映画に込めた思い

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アニメーション映画「アンネ・フランクと旅する日記」の監督を務めたアリ・フォルマンからメッセージが到着した。

「アンネ・フランクと旅する日記」新場面写真

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アリ・フォルマン

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本作では出版から75周年を迎える「アンネの日記」を原案に、アンネ・フランクが生み出した“空想の友達”キティーの視点で、アンネの生涯が描かれる。「戦場でワルツを」で知られるフォルマンが脚本も手がけ、声の出演にルビー・ストークス、エミリー・キャリーが名を連ねた。

「アンネ・フランクと旅する日記」ポスタービジュアル

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本日1月27日は国連が定めた「ホロコースト犠牲者を想起する国際デー」。1945年のこの日、ナチス・ドイツのアウシュヴィッツ=ビルケナウ強制収容所が旧ソ連軍によって解放された。イスラエル出身のフォルマンは、アンネたちと同じ週にアウシュヴィッツに到着した両親を持つ。「この物語のメッセージは、アンネ・フランクの父親オットーやアンネ・フランク基金に同じ、すなわち、ホロコーストを記憶に留めることは過去を学ぶこと。そして今もなお、世界中に存在する紛争地の子供たちへ思いを馳せることへとつながるのです」と語った。

本作に協力したアンネ・フランク基金も「今なお多くの子供たちが紛争地域から逃れ、命の危機にさらされている。私たちが変化をもたらすためには、過去から学ぶ必要があるのではないか。『アンネの日記』を通して、過去を思い起こし、歴史の教訓を学び、ともに生き、対話することで、平和へ向かうように行動する必要がある」と強調している。

あわせて、アンネと母親エーディトが列車に揺られている場面写真も解禁に。日記には書かれていない「アンネが最期を迎えるまでの7カ月間」の中の1シーンで、2人は胸に“黄色の星”が縫い付けられたジャケットを着ている。

「アンネ・フランクと旅する日記」は3月11日より、東京・TOHOシネマズ シャンテほかで全国公開。

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(c)ANNE FRANK FONDS BASEL, SWITZERLAND

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