オードリー・ヘプバーンの知られざる一面に迫るドキュメンタリー5月公開

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オードリー・ヘプバーン」が5月6日に公開される。

オードリー・ヘプバーン (c)PictureLux / The Hollywood Archive / Alamy Stock Photo

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オードリー・ヘプバーン(右)と、彼女の父親(左)。(c)Sean Hepburn Ferrer

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本作は「ローマの休日」「ティファニーで朝食を」などで知られる女優オードリー・ヘプバーンの素顔に迫るドキュメンタリー。幼少期に父親に裏切られ、ナチス占領下のオランダという過酷な環境で育ったヘプバーンは、過去のトラウマと生涯向き合わねばならなかった。これらの経験はバレエダンサーになるという夢を奪い、私生活にも影を落とすことに。「ローマの休日」をきっかけにスター女優として活躍する一方で、幾度の離婚を経験し、子供たちに愛情を注いでいたヘプバーン。その後、ユニセフ国際親善大使として活動することで、心穏やかに過ごす方法を見出した。

映画には「オールウェイズ」でヘプバーンと共演したリチャード・ドレイファスや、アメリカ現地時間1月6日に死去したピーター・ボグダノヴィッチのほか、息子、孫、家族ぐるみの友人が登場。監督を務めたヘレナ・コーンは「彼女は人生における大きな悲劇やトラウマを抱えていましたが、常にそれをよりよいものへ、そしてより美しいものへと変えることができました。彼女は恐怖や憎しみにあふれる世界で愛の重要性のために立ち上がり、今でも何らかの形で戦い続けています。そして自分に何があっても愛することを止めず、寛容な心を持つことができたのです」とコメントしている。

オードリー・ヘプバーン」は東京・TOHOシネマズ シャンテ、Bunkamura ル・シネマほか全国で公開。

ヘレナ・コーン コメント

私がこの映画を作りたかったのは、オードリーは英雄だと思ったからです。当然のことですが、彼女はその美しさやファッションによって記憶されています。しかしまだ深く堀り下げられていないオードリーの別の一面があります。彼女は人生における大きな悲劇やトラウマを抱えていましたが、常にそれをよりよいものへ、そしてより美しいものへと変えることができました。彼女は恐怖や憎しみにあふれる世界で愛の重要性のために立ち上がり、今でも何らかの形で戦い続けています。そして自分に何があっても愛することを止めず、寛容な心を持つことができたのです。私にとってそれは、1人の人間が成し得る中でもっとも英雄的なことなのです。私たちは人生で経験する喪失感や痛みによって作られるのではなく、私たちがそれを許したとき、それらによって成長し、活躍することができるのだという生きた証こそがオードリーなのです。

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