篠原涼子「ウェディング・ハイ」で共演者とセッション、中村倫也と向井理はイジり合う
2022年1月18日 20:50
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本作はクセの強い参列者たちによって、結婚式がとんでもない方向へ転がっていくさまを描くコメディ。ウェディングプランナーの中越を篠原が演じ、新郎・彰人に中村、新婦・遥に関水、花嫁を奪いに乱入しようとする元彼・裕也に岩田が扮した。中尾は新郎の後輩・相馬役、向井は謎の男・澤田役、高橋は主賓挨拶に人生を懸ける新郎の上司・財津役で参加している。脚本はバカリズムが担当した。
篠原が「脚本が面白くて、ページをすらすらめくってしまいました。監督もすごくパワフルで、わかりやすく指示を与えてくださって。キャストの方とセッションして、舞台作品みたいな感覚でした」と述べる一方、関水は「中村さんは優しいオーラを持った方で、変な緊張をせずにいいスタートを切れました」と撮影初日を回想。中村は「関水さんの台本を見たらメモがびっしり書いてあって、すっげえなと思って。僕の台本は、もらったときよりきれいになってるんじゃないかってくらい」と冗談交じりに話し、「人の台本を見るのって楽しいんですよ。文字やラインの引き方で人となりがわかるんです。だいたいの人に嫌がられますけどね(笑)」と続けた。
印象的なエピソードを尋ねられた岩田は「衣装合わせのとき、『裕也の職業は? どういうふうに生計を立てているんですか?』」と監督に質問したら『職業とかそういう設定はないの!』と返されまして。僕の役の立ち位置をそこで理解しました」としみじみ。大九は笑みをこぼしつつ「岩田さんには、いろいろと皆さんの想像を超えるポーズを取っていただきました。『やりたくないかもしれませんが……』と私が(手本のポーズを)見せると、『なるほど』と言ってやってくれて。いつだってかっこいい男でした」と男気をたたえた。また中尾は「相馬が作った結婚式用のVTRがまあひどいんですよ、そこは楽しみにしていただきたいです」とアピールする。
向井は「皆さんの役はハイテンションで、見る側としては楽しかったです。でも僕の役はすごく大事だと思うので、誰にもやらせたくない」ときっぱり。しかし自身の役名を忘れてしまっていることを中村にツッコまれると、「役名は忘れたけど、思いはあるから!(笑)」と再度キャラクターへの愛を強調して笑いを誘った。
本作にちなみ、「キャストの中でクセの強い人物は?」という質問も飛び出した。中村は「向井くんのボケがわかりづらい。俺もあんまり人のこと言えないけど(笑)」と口火を切り、「以前舞台で共演したときは、立ち位置確認をしている最中、2m先くらいまでしか聞こえない声でずっとボケてましたよ」と暴露。向井は「あんまり人前に出るのは得意じゃないので……。大きな声は出したくないけど、考えていることを身近にいる人には知ってほしいんです」と本音を漏らす一方、「倫也くんだって変わってますよ。ほわっとしているように見えて、ものすごい熱い一面もあって……」と共演時のことを話して対抗する。しかし中村から「話を盛っている」とツッコまれ、つい笑ってしまっていた。
続く岩田は高橋の名を挙げ、「克実さんはどんな現場でも30分前には集合していると聞いたんです。そういう姿勢は本当に素晴らしいと思いつつ、変わってるなと……」と見やると、高橋も「本当です!」と同意して「最近はもっと早くなってきていますね。早く行って怒られることはないので」とコメント。その回答に対して中村は「克実さんは大先輩ですから、(早く来れば来るほど)それに気を使った制作スタッフが入り時間を早くするようになって、みんな寝られなくなっちゃいますよ。15分前くらいにしていただいてもいいですか……?」とスタッフ目線でお願いをして、キャスト陣を笑わせた。
「ウェディング・ハイ」は3月12日に全国ロードショー。
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