舞踊家・俳優の
「メゾン・ド・ヒミコ」の
フランス・ポワチエで撮られたカットには、教会の階段前で軽快なステップを踏む田中の姿が。同じく仏モンパルナス墓地での写真は、田中の踊りに強い影響を与え、映画のタイトルの由来にもなった哲学者ロジェ・カイヨワの墓前での1枚。アンモナイトの化石がはめ込まれた墓石に花を手向け、静かに佇む様子が切り取られている。かつて作家の檀一雄が住んでいた海辺の街・ポルトガルのサンタクルスでは、海に対峙し岩の間で踊る姿が写された。
日本での撮影パートからは、愛媛・松山市で聴衆に囲まれながら宝厳寺に向かって踊る様子、帰還困難区域である福島・浪江町で震災跡地を静かに見つめるさまも。なお本編ではこの浪江町のシーンに、今も続く除染作業の音が響いている。
「名付けようのない踊り」は1月28日より東京・ヒューマントラストシネマ有楽町、新宿バルト9、Bunkamura ル・シネマほか全国でロードショー。1月21日からは山梨で先行上映される。
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