スペシャルドラマ「必殺仕事人」の制作発表記者会見が1月5日に行われ、キャストの
東山扮する渡辺小五郎ら“仕事人”たちが、世にはびこる悪を成敗する痛快エンタテインメント時代劇「必殺」シリーズ。「SNSの怖さ」をテーマにした今作では、根も葉もないうわさが生む悲劇や、無自覚に人を傷付けてしまうことの恐ろしさが描かれる。
掛け声に合わせてキャスト陣が木づちを振り、鏡開きを行った本イベント。東山はシリーズ初参加の岸、西畑との会話を回想し「『(東山版のシリーズが始まった2007年当時は)いくつだったんだ?』と聞いたら、10歳と9歳だったというのでひっくり返ったんですよ(笑)。でも、そうやって若い子たちが受け継いでくれるんだろうなあと。僕が今持っている思いを、(シリーズに参加していた)藤田まことさんもたぶん抱いてくれていたんじゃないかなと思います」と述べる。
また「若い後輩たちに対して僕らができる一番のことは、真剣勝負の場でちゃんと勝負をすること」「1つの作品でよきスタッフ、よき共演者と真剣に向き合うということが、一番いいことなのかなと」と持論を展開し、「優太も大吾も非常に心のきれいな男の子なので、現場のおじいちゃんたちはニコニコしてました(笑)。それを見ているのが幸せでしたね」と撮影時の雰囲気を説明した。
これまでの歩みを振り返った松岡は、「ラッキーだったのは、藤田まことさんと2クールご一緒させてもらえたことですね。藤田さんから教わったことを受け継ぎ、お世話になりながら送り出してもらえたことは、とても勉強になりましたし、ありがたいことでした」と述懐。この作品では「台本は覚えていかないほうがいい」と言われていると明かし、「けっこうな長ゼリフがあったので、(
遠藤も石原に言及し「前のシーズンで、瓦を知念くんに渡しながら会話するシーンがあったんです。でも現場に行ったら「遠ちゃん、向こうから舟を漕いで来て。で、瓦を下ろしながら会話して!」と。なんの練習もなしで舟に乗ることになりましたが、そういう急なことが起きるのが楽しみであり、ドキドキな現場です。もう身を任せています(笑)」とスリリングな撮影の一端を明かした。
和久井はシリーズに初めて携わった頃を回想し、「撮影所のオープンセットで、広い道の真ん中を藤田まことさんがお一人で歩かれるのを拝見したんです。その瞬間、今まで自分が画面の中で見ていたものが、今そこに存在していて、さらにそこには長い歴史を知るスタッフの皆さんやその次の世代の皆さんもいらして……そういう中で目撃した光景が忘れられないんです」とコメント。知念も「初めて『必殺仕事人』の現場に行ったときに、すごく厳しさを教えられたというか……。脚本には『林の中』と書いてあったのですが、現場に行ったら『真冬の川の中』だったということがあって。大変な現場に来てしまったなと思ったのですが、やっぱり画で見たら、すごくいい映像になっていて、やった甲斐があったなと思いました」と語る。
岸は「先輩方の現場での姿を学ばせていただきました」と話し、「監督さんのやりたいことを熟知しているからこその、東山さんのサッと動くスタイルは本当に勉強になりました。松岡さんはクランクインのときに『先輩たちがいる現場だから恐縮しちゃうと思うけど、のびのびやったほうがいい。自分たちの思うように芝居をしたほうがいい』と言ってくださって、そのときいい意味でホッと力が抜けたので本当に感謝しています」「知念くんとはこの現場から仲良くなれたかなと思っています」と振り返る。そこへ知念から「現場でほぼ会ってないです」とツッコミが入ると、「でも寒い現場で一緒に火に当たって、そこでいろいろお話させていただいたじゃないですか! 僕はこれをきっかけに知念くんと濃く絡めたなという思いがあります」とすかさず言い返した。
また、本作オンエア日がちょうど25歳の誕生日にあたるという西畑は「本当に毎日刺激的な現場でして、初日はほぼ僕と岸くんの2人のシーンだったんですが、リハーサルなのか本番なのかもわからなくて戸惑いました。でも監督さんがすごく優しくて、テキパキと教えてくださるのでそれに付いていきました」と思い返す。「撮影が進むにつれて僕たちもすごく楽しませていただきましたし、大先輩の皆さんがいらっしゃったので緊張感はありつつも、アットホームな雰囲気でした。だから、僕たちもゲスト出演ではありましたが『必殺ファミリー』の一員になれたのではないかと感じています」と仲間入りに胸を張った。
スペシャルドラマ「必殺仕事人」は1月9日21時よりABCテレビ・テレビ朝日系でオンエア。
東山紀之の映画作品
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映画ナタリー @eiga_natalie
東山紀之や松岡昌宏が「必殺仕事人」の歩み振り返る、岸優太は先輩からの学び明かす
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