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「シュウカツ」シリーズで知られる千葉が監督・脚本・原作を担当した本作は、自室に引きこもりながらテレビ番組のロケリサーチャーとして働く人徒改太(ひとあらた)を主人公にしたサスペンスコメディ。改太は幼なじみのテレビ局員・街道進夢(かいどうすすむ)から紹介された仕事であるものの、雇い主であるプロデューサーに盾突くなど自粛生活を気ままに満喫していた。進夢はそんな改太に、大勢のSNS仲間と一緒にリモートで探偵をしてみないかと提案する。赤澤が改太、太田が進夢、松田が進夢の知人で依頼人の傷木猟平(きずきりょうへい)を演じた。
キャラクター同士が直接対面せず、全編リモートで物語が進行する本作。撮影は同じ部屋でそれぞれがカメラに向かって演技をし、声だけ聞こえる形で行われたそう。「シュウカツ4 人狼面接」に続いて2本目の映画出演の松田は「カメラを見ながら演技をするのが初めて。相手の表情も見えないし、声だけ聞いて芝居をしなくちゃいけないのがめちゃくちゃ大変でした」と苦労を振り返る。赤澤は「シュウカツ5 就職という名のゲーム」に続く太田との再共演に「また、お芝居できると思ったらリモート……!? 将熙くんの顔が見えん!と(笑)。またいつかちゃんと共演したい」と明かした。
太田は「コロナ禍だからこそ生まれた発想。新しい試みだし、できてよかったと思ってるんですが、もうリモートではやりたくない(笑)」と素直に吐露する。リモートだけでの撮影は演者としてどこか物足りなさを感じてしまうそうで「もちろん気持ちを込めて演じてるんですが、心と心が通うのは人と会ってこそと気付きました。もっとちゃんと人と会話したいなと思いました」と明かすと、赤澤も「もう全編リモートはやめましょう」と同意。千葉は「『リモート探偵2』は却下されたね」と笑った。
3人が同じ日に撮影できたのは1日だけ。改太は畳み掛けるようにしゃべり続けるシーンがあり、赤澤は「千葉監督の作品はセリフ量がいかついし、覚えにくい(笑)。最初は5日間で撮影と聞いていたけど、数日前に1日で全部撮りますと聞いて……おいおいおいーい!と」とツッコみながら苦笑い。太田が「説明ゼリフがくねくねと続いて多い」と千葉脚本の特徴に触れると、赤澤も「今回はコメディになってますが、情報量がすごくてもしかしたら1回観ただけだと難しいですよね」と続けた。
「リモート探偵」は本日12月19日より東京・キネカ大森で劇場公開。愛知・シネマスコーレでは1月15日、16日に上映される。そのほかの劇場での公開は続報を待とう。
赤澤遼太郎の映画作品
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「リモート探偵」赤澤遼太郎らが全編リモートを拒否?太田将熙や松田昇大も登壇(写真14枚)
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