“金継ぎ”に着想を得たジョージア・フランス合作「金の糸」公開決定

3

91

この記事に関するナタリー公式アカウントの投稿が、SNS上でシェア / いいねされた数の合計です。

  • 20 63
  • 8 シェア

1928年生まれのジョージアの映画監督ラナ・ゴゴベリゼ。彼女の監督作「Golden Thread(英題)」が、邦題「金の糸」で2022年2月26日に公開される。

「金の糸」ポスタービジュアル

「金の糸」ポスタービジュアル

大きなサイズで見る

ジョージアとフランスの合作「金の糸」の主人公は、トビリシの旧市街で娘夫婦と暮らす作家・エレネ。家族はエレネの誕生日さえ忘れており、娘はアルツハイマーの症状が出始めた姑のミランダを家に迎え入れようとしていた。そんなとき、エレネのかつての恋人であるアルチルから数十年ぶりに電話が掛かってくる。

日本の伝統技術であり、器の欠けや割れを漆と金粉を使って修復する“金継ぎ”に着想を得た本作。タイトルには「未来を見るために過去を金で修復する」という意味が込められた。ゴゴベリゼは「日本人が数世紀も前に壊れた器を継ぎ合わせる金継ぎの技のように、金の糸で過去を継ぎ合わせるならば、過去は、そのもっとも痛ましいものでさえ、重荷になるだけでなく、財産にもなることでしょう」と述べている。

映画監督であるナナ・ジョルジャーゼがエレネ役で出演。2019年に死去したジョージアの作曲家ギヤ・カンチェリが音楽を担当した。

「金の糸」は東京・岩波ホールほか全国で順次公開。なお岩波ホールでは、2022年1月29日より「ジョージア映画祭2022 コーカサスからの風」が行われる。

この記事の画像(全1件)

読者の反応

  • 3

ルートヴィヒ白鳥王 @lohengrin_lud

“金継ぎ”に着想を得たジョージア・フランス合作「金の糸」公開決定(コメントあり)
#ラナゴゴベリーゼ #GoldenThread #金の糸
https://t.co/gUol8LKsdH

コメントを読む(3件)

ラナ・ゴゴベリゼの映画作品

リンク

あなたにおすすめの記事

このページは株式会社ナターシャの映画ナタリー編集部が作成・配信しています。 金の糸 / ラナ・ゴゴベリゼ / ナナ・ジョルジャーゼ の最新情報はリンク先をご覧ください。

映画ナタリーでは映画やドラマに関する最新ニュースを毎日配信!舞台挨拶レポートや動員ランキング、特集上映、海外の話題など幅広い情報をお届けします。