シングルマザーの苦難描くケン・ローチ初期作「夜空に星のあるように」予告

「わたしは、ダニエル・ブレイク」「家族を想うとき」で知られるケン・ローチが1967年に製作した長編監督デビュー作「夜空に星のあるように」の予告編がYouTubeで解禁された。

英ロンドンの労働者階級に生まれ、夢と現実のはざまで揺れ動きながら生き抜こうとするシングルマザー・ジョイの姿を描いた本作。キャロル・ホワイトがジョイを演じたほか、ジョイと成り行きで結婚する泥棒稼業の青年・トムにジョン・ビンドン、夫の仲間だった心優しいデイヴにテレンス・スタンプが扮している。

予告には赤ん坊に無関心なトムが逮捕されてから、デイヴとの穏やかな日常を送るようになったジョイの姿が収録された。しかし、デイヴもまた逮捕され、懲役12年を言い渡されてしまう。ジョイの「だから私は探す。私とあの子を平等に愛してくれる男を」というセリフも。ドノヴァンが映画に提供したテーマ曲「Poor Love」も流れる。

「夜空に星のあるように」は12月17日より東京・新宿武蔵野館ほか全国で順次ロードショー。