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本作では、精神科医の貴志と彼に愛を求める患者・綾子の姿が描かれる。仲村は、万田の監督作「UN LOVED」に出演した際のことを「今まで見たこともない世界にいる自分というのが、とてもうれしい経験だった」と懐かしみ、「なんの迷いもありませんでした」と今作のオファーを受けた際の思いを伝える。斎藤も「実は小学2年生のとき、生まれて初めてカメラの前に立ったのが万田さんの作品でした。(その経験が)自分の血となり肉となり、現在に至るのかなと思っています」と感慨深げに話し、デビュー当時に仲村の幼少期を演じたことがあると明かして、念願だったという共演を喜んだ。
綾子役を務めた杉野は「なかなか綾子を愛せなくて、自分が演じたあとも嫌だという感じが抜けなかった」とつぶやき、「認められたい、好きになってほしいという感情は、彼女にとっては生きる術だった、あれをしないと生きていけなかったのかなと思って、撮影してから2年で少しずつ消化していった気がします」と心境の変化に言及する。貴志の死んだ妻に扮した中村は「何をヒントにやればいいのかと思ったんですが、監督にプランがあったので、私は言うことを聞いて動きました」と撮影時を振り返った。
これが映画デビュー作の藤原は「初めてのオーディションでつかみ取った役」と思い入れたっぷりにコメント。なお仲村は藤原にサインをもらったそうで、その理由を「将来価値が出ると思って」と答えて観客を笑わせた。
「愛のまなざしを」は全国の劇場で上映中。
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市橋浩治・道本咲希監督『ほなまた明日』/東かほり監督『とりつくしま』 @koji184
確かに藤原さん売れそうです!
「愛のまなざしを」仲村トオル、藤原大祐の成長に期待しサインもらう https://t.co/28vQghm6h1