渡部秀の原点で三浦涼介にはホーム、「仮面ライダーオーズ」の思い出語る

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劇場版 仮面ライダーオーズ WONDERFUL 将軍と21のコアメダル」「オーズ・電王・オールライダー レッツゴー仮面ライダー」が、第34回東京国際映画祭「仮面ライダー50th 仮面ライダーアニバーサリー in TIFF」の一環として本日11月5日に東京・東京ミッドタウン日比谷の日比谷ステップ広場で上映され、オンライントークイベントに火野映司 / 仮面ライダーオーズ役の渡部秀、アンク役の三浦涼介、泉比奈役の高田里穂、仮面ライダーバース / 後藤慎太郎役の君嶋麻耶が登壇した。

左から君嶋麻耶、渡部秀、三浦涼介、高田里穂。

左から君嶋麻耶、渡部秀、三浦涼介、高田里穂。

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渡部秀

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「仮面ライダーオーズ / OOO」の放送から約10年が経過したことについて、渡部は「本当にあっという間の10年だったというのが率直な感想。この10年、役者業に邁進していく中で、心のどこかには『仮面ライダーオーズ』っていう作品がありました。キャストがそろってイベントに登壇するのも10年ぶりだし、感慨深いですね」と語る。

三浦涼介

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司会から「当時はオーズドライバーやオーメダル(の玩具)が爆発的に流行しましたね」と振られると、高田は「番組中は、たくさんの人に見られてる実感は湧かなかったんです。でもおもちゃが売れてると聞いて、実感が湧いてきましたね」と話しつつ、「おもちゃ屋といえば、楽しいエピソードがあるみたいなんで、よろしくお願いします」と、渡部にバトンタッチ。これに応えて渡部は「放送当時、大泉にある撮影所の前のデパートのような場所のおもちゃ売り場で、人気調査みたいなのを個人的にしてたんです。目の前にいた子供に『映司派? アンク派?』と投げかけたところ、振り向きもせず『アンク』って言われた(笑)」とエピソードを披露する。これを聞いた三浦は『その日の撮影は(渡部が)機嫌悪く入ってこられました」と付け加えつつ「でも僕は、映司のファンです」とフォローした。

高田里穂

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続いて君嶋には「伊達さん(岩永洋昭演じる伊達明)から仮面ライダーバースを引き継ぐことが決まったときはどんな気持ちでしたか?」と質問が。君嶋は「最初の映画(『仮面ライダー×仮面ライダー オーズ&ダブル feat.スカル MOVIE大戦CORE(コア)』)で変身させていただいて。そのあとバースになるのか、ならないのかって言ってるうちに伊達さんがバースになって。それが僕の中でもしっくり来てたから、『このまま変身しないんだったらそれはそれでありなのかな』という気もしてました。映司と伊達が変身したあと、秀ちゃんと岩永さんは(ライダー変身後は出番がなくなるため)『お疲れ様でした』って帰っちゃう(笑)。それがうらやましいなと思ってました」と振り返り、いよいよ変身することになった際はプレッシャーに潰されそうだったと語った。

君嶋麻耶

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松平健演じる徳川吉宗が登場した「劇場版 仮面ライダーオーズ WONDERFUL 将軍と21のコアメダル」に話が及ぶと、渡部は「小さい頃から『暴れん坊将軍』は拝見していましたし、松平健さんといえば日本を代表する役者。その方と共演できたのは光栄でした。何よりも松平さんの殺陣を現場で見れたというのは一生の思い出ですね」と述懐。同作にまつわる思い出を、三浦は「京都の撮影所に行けたのが楽しかった。当時、ロケといっても遠くまで行くことがなかったので、ある意味修学旅行のような遠征してる感じが刺激的でした」と語り、高田も「息抜きじゃないけど、私にとっても思い出だったんだよね。みんなで着物着てさ」と盛り上がる。しかし君嶋は「僕、(京都に)行ってないです。岩永さんと『なんで俺たち、行けないんだろうね』って話してました」と寂しげだった。

渡部秀

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そのほか、三浦は「当時の助監督(上堀内佳寿也)と、僕はまあ喧嘩、喧嘩で。京都でも大喧嘩した。同い歳だったこともあって、僕が甘えていたところもあると思うんですけど。その方と平ジェネ(『仮面ライダー平成ジェネレーションズFINAL ビルド&エグゼイドwithレジェンドライダー』)で久しぶりにお会いしたら監督になられてて、すごくうれしかった」と回想。これを聞いた渡部は「フォローするわけじゃないけど、りょんくん(三浦)は僕と違って当時からお芝居歴があって、アンクへの思いも強かった。もちろんその助監督さんにも作品を強くしたいという思いがあって、ささいなことでぶつかり合っていたのを、僕らは目の当たりにしていました。でもそれを見て『この人たちは本気なんだな、僕らもがんばらないと、と思いました」と、ただの喧嘩ではなかったことを補足した。

三浦涼介

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それぞれにとって「仮面ライダーオーズ」はどういう作品かと問われると、渡部は「役者としての出発点で、それはこれからも10年、20年、30年経っても絶対変わらない。原点ですね」とコメント。続く三浦は「何か壁にぶつかるたびに、みんなの顔を思い出すんですよ。僕にとってすごく大きな存在だったなって。ホームですね」と述べる。さらに高田は「芸能人生における核となる存在です。やっぱりどんな現場に行っても、どの地方に行っても『オーズ観てたよ』とか『比奈ちゃん』って言われるので、やっぱりそれだけの作品に出ていたんだっていうありがたみを、歳を重ねるにつれて思います」、君嶋は「お芝居の経験がない状態で現場に入らせていただいて、演じるということだけじゃなくて、大人としてこうするべきなんだよみたいなことを一から教えてもらった。僕の人生が変わった瞬間というか、そういう作品ですね」と語り、全員が作品への思い入れの強さをうかがわせた。

高田里穂

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最後には渡部が「久しぶりに『仮面ライダーオーズ』のキャストとして皆さんの前でトークすることができて感無量です。10年間応援してくださったファンのおかげです。またいつか集まれることを願って、役者業を邁進していきます」と挨拶し、イベントは終了。なおこのイベント後、キャスト陣は映画が上映された日比谷ステップ広場に移動してファンの前にサプライズ登場し、新作Vシネクスト「仮面ライダーオーズ 10th 復活のコアメダル」が2022年春に公開されることを発表した。

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庭仕事|青空教室 @niwashigoto

"大泉にある撮影所の前のデパートのような場所のおもちゃ売り場"
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