Vシネクスト「
本作は、スーパー戦隊第35作「海賊戦隊ゴーカイジャー」から10年後の世界を描く物語。ヒーローたちを賭けの対象とした「スーパー戦隊ダービーコロッセオ」という公営ギャンブルが大流行中の地球にキャプテン・マーベラスが出現し、運営サイドに挑戦状をたたきつけるが、彼の前にはダービーコロッセオに賛同する伊狩鎧が立ちふさがる。脚本は荒川稔久が担当した。
司会から「10年ぶりの完全新作で台本を手にしたときのお気持ちは」と問われると、まずは小澤が「(タイトルの)デザインが『テン』か『シン』かわからないことにびっくりしましたね(笑)」とロゴに触れつつ、「10年で想像を絶する変化があってびっくりしたし、試写で観たときにはそれが画になっていて、驚きの嵐だった」と語る。山田は「10年ぶりに台本を持って、感動しすぎて読めなくて。読んでないんですよね。感覚で動いてた(笑)。……まあ嘘ですけど」ととぼけつつ、「この本を、映画を含めて50何冊やり抜いたんだなと。またこうやってこの本が読めることのうれしさを感じました」と感慨深げだった。
市道は「読ませていただいたときに、『面白っ!』って。変わらないところもありつつ、変わってるところもあったので、読みながら『みんなと会ったときは、こういう画になるのかな?』『こういう衣装になるのかな?』と想像するのが楽しかったですね!」と、やけにうれしそうにコメント。これが普段の市道と違ったテンションだったようで、ほかのメンバーから「そんなしゃべり方だっけ?」「なんか変わった?」と一斉にツッコまれるが、市道は「変わってないよ! ちょっとオタクが出ただけだよ! それぐらい好きなんですよ、ゴーカイジャーが!」と叫び、客席からの拍手を受ける。
続く清水は台本の内容の濃さに「尺、足りる?」と心配になったというが、「見せなきゃいけない部分がギュギュっとなってますんで、今から皆さんは忙しいですよ」と見どころを客席にアピール。小池は「うれしさもなつかしさもあり、ジーンと来ました」とコメントし、池田は「一番最初に、マーベラスに『変わっちまったな』って言われて、『俺、何やらかしたんやろ? めっちゃ怒られてるやん』と思った(笑)」と予告でも映されていたシーンに触れた。
中澤は「(監督は)僕じゃないと思ってたんですよ。でもある日プロデューサーに呼ばれて、『(ゴーカイジャーのオリジナルキャストが)6人全員そろいます、スーツアクターもそろいます。そこまで皆さまがやってくださる以上、(メイン監督だった)中澤さんを出したい。いろいろ大変だけど監督1人が地獄を見ればみんなが幸せになります』と言われた」と、監督を務めた経緯を明かす。これにキャスト一同は「お忙しい中、ありがとうございます」と頭を下げていた。
「久しぶりの撮影で、それぞれ変わった点はありましたか」という話題になると、清水が「全然変わらない。『強いて言うなら』っていうレベルで、真央ちゃんがやせたとか、純矢のガタイがデカくなったとかぐらい」と言うと、全員が同意。池田が「現場で裕貴に『ねえねえ、あのギャグやってよ』って言ったら、10年前とまったく同じギャグをやってくれた」とその変わらなさを明かすと、山田は「やったね」と言いながら、その一発ギャグを披露する流れに。「キック!」と叫びながら正拳突きのポーズを取り、場内は笑いに包まれた。
イベントも終わりに近付くと、司会から「作品の見どころを、それぞれの役に絡めて語っていただければ」とリクエストが。池田は「10年前にはできなかった派手なアクションをやらせていただいてるので、そのあたりを楽しんでほしい」、小池は「予告にもあった、私が銃を撃ってるシーンを見てほしいのと、エンディングまで楽しめるので最後までお楽しみに」、清水は「『やっぱりハカセってこうだよね』って感じでやらせていただいたシーンがあります。よくも悪くも変わらずやらせていただいた」とそれぞれ期待を煽る。
市道が「本当に、本当に愛の詰まった作品。皆さんが見たかったシーンとか、聞きたかったやりとりが絶対に入ってる。毎回言わせてもらってるセリフがあるんですけど、今回も言わせていただいたので楽しみにしてほしい」と述べると、山田は「個人的に言うと、マベジョー(マーベラスとジョー)の絆の部分と、あとは監督に無理言ってご相談させていただいた『えっ、そんなふうにできるの?』っていうシーンがあるのでそこに注目していただけたら」と観客の想像をふくらませるコメントを残した。
続く小澤は「前から知ってる人も、これから知る人も楽しめる作品だと思ってます。今は人と人との絆がすごく大切な時期だと思うんですけど、そういうのも感じられる作品です」とアピール。きれいにまとまったかに見えたが、司会から「個人としてはいかがですか」とツッコまれ、「え?」と一瞬戸惑ってしまう。池田から「みんな、自分の役の見てほしいポイントを、って言われてるからさ。そういうとこだよね(笑)」と指摘されたことで、ようやく「忘れてた(笑)。(テレビシリーズと違い)眼帯を着けていたので、目で語りたいと思いながらやってました。これでいいでしょうか?」となんとかまとめた小澤だった。
最後には中澤が「みんなで一生懸命作りました。みんな10年分のいい芝居をしてくれてます。歳を取っちゃったスタッフもいるけど、がんばって作ったのですべてが見どころです」とコメント。そして小澤が「いいかおまえら! 『テン・ゴーカイジャー』も、派手に行くぜ!」と決めゼリフを披露し、イベントは幕を閉じた。
「テン・ゴーカイジャー」は11月12日より新宿バルト9ほかで期間限定上映されたのち、2022年3月9日にBlu-ray / DVDが発売。なおポストカード、アナザージャケットが封入される予定の劇場先行販売版DVDは、上映初日より販売される。
Vシネクスト「テン・ゴーカイジャー」
劇場先行販売版
2021年11月12日(金)発売
税込価格:DVD 4950円
通常版
2022年3月9日(水)発売
税込価格:Blu-ray 6050円 / DVD 4950円
ゴーカイガレオンキー版(初回生産限定)
2022年3月9日(水)発売
税込価格:Blu-ray 1万4300円 / DVD 1万3200円
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