河瀬直美とジャ・ジャンクーが製作、中国残留孤児をめぐる物語「再会の奈良」公開決定

河瀬直美とジャ・ジャンクーがエグゼクティブプロデューサーを務めた「再会の奈良」が2022年に公開される。

本作は、なら国際映画祭のプロジェクト「NARAtive2020」から生まれた日中合作映画。養女として育てた中国残留孤児・麗華を探すため、中国から奈良にやって来た“陳ばあちゃん”の姿を描く。人探しを手伝う元警察官・一雄に國村隼、陳ばあちゃんにウー・イエンシュー、日本に住む孫娘のような女性シャオザーにイン・ズーが扮し、シャオザーの元恋人役で秋山真太郎（劇団EXILE）、物語の鍵を握る人物役で永瀬正敏もキャストに名を連ねた。

監督・脚本を担当したのは、中国出身のポンフェイ。ツァイ・ミンリャンの現場に助監督や共同脚本家として携わり、ホン・サンスのアシスタントプロデューサーを務めた経験も持つ。音楽は鈴木慶一が手がけた。

このたび日本版オリジナルポスターも解禁に。一雄、陳ばあちゃん、シャオザーが秋の奈良を歩く姿が捉えられ、「異国を歩く。娘の本当の名前を探す旅。」というキャッチが添えられている。

「再会の奈良」は2022年1月28日より奈良県で先行上映。2月4日より東京・シネスイッチ銀座ほか全国で順次公開される。

※河瀬直美の瀬は旧字体が正式表記