連続テレビ小説「カムカムエヴリバディ」のキャスト・
「カムカムエヴリバディ」は、ラジオ英語講座とともに歩んだ3人のヒロインが紡ぐ100年のファミリーストーリー。初代ヒロインの安子に上白石萌音、2代目ヒロイン・るいに深津絵里、3代目ヒロイン・ひなたに川栄李奈が扮した。
松村は、地元で有名な名家の跡取りで英語が堪能な大学生・雉真稔(きじまみのる)を演じた。家業の繊維業を海外に展開させることを志す青年で、彼との出会いが安子の運命を動かしていく。
松村は「“朝ドラ”には“朝ドラ”の世界が存在しているんだろうなと思って、ものすごいビビりながら新幹線に乗って大阪へ向かいました」と撮影に参加する前の心境を伝え、「26年間『弟』としてしか生きてきていない」「長男役は完全に空想の世界でした」と役柄と自身の違いに触れる。そして「とにかく1話の食べごたえがすごい」「朝『カムカムエヴリバディ』を観たら、その1日、自分の人生がドラマチックに感じるだろうなと思うくらいドラマチックです!」とドラマをアピールした。
「カムカムエヴリバディ」はNHK総合ほかで放送中。
2021年度後期連続テレビ小説「カムカムエヴリバディ」
NHK総合 月曜~土曜 8:00~
NHK BSプレミアム・BS4K 月曜~土曜 7:30~
※4K制作
松村北斗 コメント
出演が決まったときの心境
やっぱりプレッシャーはありましたね。だからと言って他の作品にプレッシャーがないという意味ではないですし、その作品ごとに独特のプレッシャーがありますが、“朝ドラ”は確立された存在ゆえに特別でした。いくつかお芝居をやらせていただいて「こういうものなんだな」と思う瞬間もあったんですけど、きっとそれが通用しないんだろうな、“朝ドラ”には“朝ドラ”の世界が存在しているんだろうなと思って、ものすごいビビりながら新幹線に乗って大阪へ向かいました。
役柄への印象や楽しみにしていること
稔は長男で僕自身は次男だったというのが実は自分の中で大きな違いでした。「カムカムエヴリバディ」は稔が長男だということが大切な作品ですが、僕は26年間「弟」としてしか生きてきていないので、それがすごく邪魔になるだろうなと感じていました。妹や弟がいないので、弟を愛でるという感覚を味わったことが実はないんです。自分が兄として慕われることもないですし。そこが、大きな違いかなと思います。長男役は完全に空想の世界でした。稔と僕自身の似てるかなと思う部分もあるんですよ。きっと稔自身は、自分にはある程度「あそび」というか、緩やかさもあると思っているんだろうけれど、周りからはすごくしっかりしているように見られているし、「真面目だね」「頼りになるね」と言われてその言葉に押し流されるしかない瞬間も多いのかなと思うんです。僕もすごく派手な性格というよりは、「大人しそうだね」「物静かそうだね」と言われるんですが、自分の中ではそうではないので本当はもっと声をあげたいし、「普通にふざけるんだぞ」という想いもあって。だけど、しっかり者でいなきゃいけないのかなと思う瞬間もあったりします。その苦しさは、少し似ているかなと思います。
撮影現場の印象
今までいくつか経験させていただいた現場とは、全然違うなと思いました。改めて感じるような強烈さというか、強い説得力を感じる現場でしたね。その空気に飲み込まれそうになったり、なんとか耐えたり…。単純に1話が15分と短いじゃないですか。台本にいろんなものが詰め込まれていて、僕ら役者もそこにいろんなものを詰め込まなくちゃいけないんです。ガツガツ表現していくことも必要な現場で、僕はちょっとのろまだったかなと思うほどです。
視聴者へのメッセージ
「カムカムエヴリバディ」は三世代の物語になっている分、1話1話が凝縮されているので、1話でぜいたくに物語を吸収したような気持ちになれるのではないかなと思います。いろんなことがめまぐるしく進んで、どんどん状況が変わっていくとてもエンターテインメント性を感じるドラマです。とにかく1話の食べごたえがすごいんですよね。キュンキュンするシーンもたくさんあるなと思いました。毎朝爽やかな内容というわけではないですが、朝「カムカムエヴリバディ」を観たら、その1日、自分の人生がドラマチックに感じるだろうなと思うくらいドラマチックです!
みる @mfksn
弟歴26年の松村北斗、朝ドラ「カムカムエヴリバディ」長男役は「完全に空想の世界」 https://t.co/DN8jf3zOiR