オリジナルアニメーション映画「
景部市高等学校を舞台にポンコツAIのシオンとクラスメイトが織りなす友情と絆を描く本作。学力優秀でスポーツ万能なシオンに土屋、クラスメイトのサトミに福原、サトミの幼なじみの機械マニア・トウマに工藤が声を当て、興津が勉強も運動もそつなくこなすゴッちゃん、小松が気の強いサトミのクラスメイト・アヤ、大原がサトミの母親・美津子を演じた。
土屋は会場を見渡すと「本当にありがたいです!」と感謝を伝え、福原は「無事に公開できて、お客さんとも久々に会えて、幸せな気持ちでいっぱいです。サトミの幸せのためにまっすぐ進んで行くシオンの姿はきらきらしていました。お客さんにも温かい思いが伝わっていればいいなと思います」と願いを込める。
工藤は「この映画は愛とか人とのつながりを描いていて、機械と人の垣根を超えた愛の物語。こういうタイミングだからこそ、必要な作品だと思っています」とコメント。大原は「作品はできあがって終わりじゃなく、お客さまに受け取っていただいて完成だと思っています。おめでたい日を皆さんと一緒に迎えられて幸せです!」と笑みをこぼした。
本作のおすすめポイントを問われた土屋は「最初から最後までおすすめです!」と答えてから、「取材でよくAIっぽさが出ていましたって言っていただけるんですが、それは周りの方のお芝居がすごく人間らしいパワーであふれているからなんだろうなって。サトミたちの生き生きとした姿に注目していただけたら」とほほえむ。興津は「シオンがどんどん何かを学習して、変化していくさまがとてもよく描かれています。サトミもどんどん変わっていく。普段、アニメ映画を観ない人にも、観てほしいです」と話し、小松は「AIってなんのために作られたのか? 誰かの助けになるため、愛から生まれている。この作品は愛の循環のお話だと思うので、いろんな愛の流れを感じ取ってほしいなと思います」とアピールした。
イベント中盤には景部市高等学校のモデルになった学校の生徒が劇中歌「ユー・ニード・ア・フレンド ~あなたには友達が要る」を合唱する様子を映したサプライズ映像が到着。生徒2人が会場に登場し、土屋と吉浦に花束を贈る。何も知らされていなかった土屋は涙ながらに「もう無理かも、ダメかもと思っているときに曲が背中を押してくれました」と振り返り、吉浦は「かなり心にぶっ刺さりました」と感激の様子を見せた。
最後に土屋は「シオンはすごく元気で明るいんですけど、だからこそときどき発する『これは命令ですか?』という言葉にハッとさせられて切なくなります。それはシオンが誰かを大切にしなきゃいけないことは知っているけれど、自分も大切にされていいんだということを知らないからだと思うんです」と述べ、「それって人間でもあること。誰かと大切に思い合うヒントをこの物語が届けてくれたらなと思っています」と力を込めて語る。そして吉浦は大切そうに花束を抱えながら「今後、今日のように具体的な形として贈られるものでなかったとしても、このような花束に込められた思いを受け取れるよう精進していきたいです」と口にした。
「アイの歌声を聴かせて」は全国で公開中。
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