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男手ひとつで娘を育ててきた牧師・御堂一男の日々が、娘の病気が発覚したことから変化していくさまを描いた本作。ムロが一男を演じ、8年前にこの世を去った妻に奈緒、ストリートミュージシャンのヒロに毎熊が扮した。また舞台挨拶の司会進行は、一男がアルバイトをするガソリンスタンドの店長・米山靖之役の
池袋HUMAXシネマズで映写バイトをしていたという金井は、満席の会場を見渡して「まさか舞台の上からこの光景を見る日が来るとは……」と感激する。その姿にムロは「過去の自分が後ろの映写室からも見ていますよ」と祝福し、「満席にこだわってきた本作ですが、劇場を満席にする難しさを痛いほどわかっています。過去には16人でやった芝居に8人しか観客がいなかったこともありました」とほろ苦い経験を回想。「公開1カ月後のこのタイミングでもこの光景を見させてくれた皆さん、本当にありがとうございます」と深く感謝した。
毎熊は自身の演じた役に「クズ男」という感想が多く寄せられていることを受け、「満席はうれしいなと思いつつ、(舞台挨拶中に)紙コップやペットボトルが飛んでこないかドキドキしていました。こういう役を演じるのはけっこう好きです。役を愛して楽しく演じました」と振り返る。永野から「奈緒さんは愛したい派? 愛されたい派?」と質問が飛び出すと、奈緒は「愛したい、愛されたいではなく、そこに愛があればいいのかなと思うようになりました」と回答。ムロは感銘を受けた様子で「深い!」とうなっていた。
締めの挨拶では、ムロが「満席の状態で映画を披露できる機会になりました。いろいろ気を付けなければいけない時期は、まだまだ続くと思いますが、“追いダディ”してください」とアピール。そして「今日この時間からも素敵な時間を過ごしてください。無理してでも楽しい時間を過ごしてください。そういう時間を過ごせる娯楽の1つになれたら……と願いながら映画、舞台、ライブなどさまざまな形で皆さんに(エンタテインメントを)お届けしていきます」と登壇者たちの思いを代弁した。
「マイ・ダディ」は全国で上映中。
ムロツヨシの映画作品
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ムロツヨシ「8人しか観客がいなかったことも…」、満員御礼の会場に感謝
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