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本作は市役所の職員・藤本研二と霊能力を持つ女子高生・雪子が、解体予定のダンスホールに棲みついた幽霊マリーの恋を成就させるため奮闘する物語。イタリアの第18回アジアン映画祭で最優秀オリジナル映画賞を受賞するなど、数々の海外映画祭への出品を経て、ようやく日本での初披露を迎えた。
研二役のNAOTOは「映画の情報が解禁されてから、かなりの時間が空いてしまい……。まだですか? まだですか?といろいろなところで言われまして。やっとここにたどり着くことができました。長らくお待たせいたしました!」と晴れやかな笑顔を浮かべる。映画単独初主演ということで「緊張感や責任感、さまざまな思いが混じって撮影に入りました」と述懐。「北九州に1カ月ぐらい滞在しながらの撮影で、監督に身を委ねていました。印象的だったのは、撮影が始まってすぐに長いセリフのシーンがあって、撮り終えたあとの監督の『僕の思ってた役のイメージとぴったりだ』という言葉を糧に1カ月がんばりました」と当時を懐かしんだ。
雪子役の山田は「撮影から3年という長い月日が経ったので、会場に来てくださった皆さん1人ひとりの顔を見て、やっと実感が湧いてきました」とうれしさをにじませる。北九州での撮影を「極寒でした」と振り返り、「石橋さんの殺陣のシーンをNAOTOさんとモニターで拝見して、白い息さえも美しかったです」と伝える。また偶然にも雪が降ってきたシーンがあったようで、石橋は「CGじゃ表現できない味わい深いシーンになり、映画の神様が降りてきた瞬間だったと信じています」と述べた。
NAOTOは改めて「役者活動をさせてもらっている中で、いつかそういう作品に出会えれば主演などもできればと思っていました。それがまさか、若い頃からずっと観ていたSABU監督の作品だなんて。昔の自分にちょっと自慢したいような、ありがたいチャンスでした。緊張感もあるんですけど、夢が叶っている瞬間を毎日実感できた撮影期間でした」と喜びを噛み締める。そんなNAOTOに対し、SABUは「『ポストマン・ブルース』が大好きです!と言ってくれて、すごくいいやつだと思った(笑)」と第一印象を回想。そして「人との出会いは偶然じゃなく必然で。全部に意味があって、それをどう生かすかが人生のポイント。僕自身そんなふうには思っていなかったけど、NAOTOと出会って、その出会いがこういう名作になったと実感しています。今を大切に生きれば、きっといい未来が待っていると思います。そんな作品です」とメッセージを伝えた。
「DANCING MARY ダンシング・マリー」は11月5日より全国で順次公開。
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