東京ドキュメンタリー映画祭2021が、12月11日から17日に東京・K's cinemaで開催される。
映画、テレビ、ネット動画の枠を超えてドキュメンタリー作品を上映する東京ドキュメンタリー映画祭。過去最高となる200作品以上の応募があったコンペティション部門では、長編10本、短編30本がスクリーンにかけられる。与那国島の中学校の生徒たちを撮影した「ヨナグニ」、北方領土・国後島の現状を見つめる「
新設の「人類学・民俗映像部門」コンペティションではペルー、エチオピアの儀礼や祭などを記録した7作品を上映。高校生が制作した「アーク&マヤ:All Mixed Up」「北園現代史 ~自由の裏に隠された衝撃の実態~」などが、特別作品としてピックアップされた。
最終日には、コンペティション部門グランプリや観客賞を発表。長編コンペティションは映画監督の
東京ドキュメンタリー映画祭2021(第4回)
2021年12月11日(土)~17日(金)東京都 K's cinema
長編コンペティション(10作品)
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「ベイウォーク」監督:
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「クナシリ」監督:
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「ヨナグニ」監督:A・ハムゼヒアン、V・モルタロッティ
「#まなざしのかたち」監督:
「故郷とせっけん」監督:八島輝京
「2020年 東京。12人の役者たち」監督:
短編コンペティション(10プログラム / 30作品)
短編1 異文化で暮らす
「日本の中の小さな異国」監督:藏岡登志美
「彷徨」監督:岩崎祐
「ブラジル ノ ニッポン~ある家族の記録~」監督:若尾泰之
短編2 いのちと医療従事者
「小さないのちと家族の時間~NICU面会制限の1年~」監督:笹谷有佳里、西原英典
「親のとなりが自分の居場所 ~小堀先生と親子の日々~」監督:
短編3 コロナ禍を生きる
「コロナとアーティスト」監督:鈴木智
「東京リトルネロ」監督:松井至、内山直樹、久保田徹
短編4 身体パフォーマンス
「ウィークリエイト・スペイシーズ―リムリック」監督:ヘイケ・セルザー&アナ・ベーア
「4」監督:マリアナ・パラシオス
「UTURU」監督:
「春の祭典」監督:梁鐘譽&アトム
短編5 戦時下の異邦人
「日本で夢見た女性パイロット~朴敬元の生涯~」監督:李有斌
「秘話 ~『知覧』にある米兵慰霊碑~」監督:佐藤仁紀
「夜は隠す/Missing」監督:吉田真也
短編6 かぞくのかたち
「あなたたち」監督:市川昂一郎
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短編7 それぞれの居場所
「町の夜行者」監督:陳鵬瑞(チン・ホウズイ)
「15,000:1 - タイタニック号模型のスクラッチビルド」監督:ダン・パークス
「オレやりたい!~ダウン症と生きる あっきーの挑戦」監督:福田みなみ
「本とオペラ ~消えていく人~」監督:若泉政人
短編8 アート/ドキュメンタリー
「ラ・ブソル La Boussole」監督:
「食火」監督:ジョイス・ラム
「透明な私」監督:村岡由梨
「不在の存在」監督:山川智輝
「ワン・デイ」監督:ジン・ジャン
「30歳の旅At the Age of…」監督:ヨハン・ジャン
短編9 アイヌとしてのアイデンティティ
「ポネオハウ―アイヌの私―」監督:広瀬久美子
「カムイ レンカイネ」監督:
短編10 クルドの歌声、インドの生地
「アイ・ウォーク」監督:小谷野五王
「地図になき、故郷からの声」監督:中島夏樹
特別作品(2プログラム / 4作品)
特別1 ハイスクール2021
「アーク&マヤ:All Mixed Up」監督:三浦アーク、江藤まや
「北園現代史 ~自由の裏に隠された衝撃の実態~」監督:中村眞大
特別2 至極の美術工芸
「うちはの出来るまで」監督:宮本馨太郎
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人類学・民俗映像部門 コンペティション(4プログラム / 7作品)
人類学・民俗映像部門 コンペティション1
「スーパ・ライメ」監督:
人類学・民俗映像部門 コンペティション2
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人類学・民俗映像部門 コンペティション3 エスニシティの現在
「アイヌプリ埋葬・二〇一九・トエペツコタン」監督:藤野知明
「風苗」監督:白井樹
人類学・民俗映像部門 コンペティション4 祭祀のエクスタシー
「アシェンダ! エチオピア北部地域社会の女性のお祭り」監督:川瀬慈
「神授の花 - フェルガナの女性とイスラーム」監督:I・メリコズィエフ
「スルンベ マダガスカル南西部の憑依儀礼」監督:飯田卓
特集作品(2プログラム / 6作品)
特集 シャーマニズム1
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特集 シャーマニズム2 憑依する精霊たち
「オロッコ・ギリヤークの生活」監督:宮本馨太郎
「呪術師の儀礼 タンザニア」監督:松永由佳
「神が宿る供物 ~ネパール・パタンのパンチャリ・ブザ祭り~」監督:山上亜紀
「憑依の宴 ジャワ島のジャティラン」監督:
「ドゥグ ガリフナの祖霊信仰」監督:冨田晃
金子遊、佐藤寛朗(東京ドキュメンタリー映画祭 プログラムディレクター)コメント
4年目の映画祭は、昨年に引きつづきコロナ禍での開催ですが、応募数は過去最高の200本以上になりました。この困難な時代にドキュメンタリー作品を撮るつくり手をサポートするべく、過去最高の60本弱を一挙にスクリーン上映します。上映作品には、コロナ禍の芸術家たち、医療従事者、国境の島々、外国人移民、性的マイノリティなど、この社会の多様性を反映したカラフルな人びとが登場。新設の「人類学・民俗映像部門」には40本を超える応募があり、コンペの受賞作に民俗映像の先駆者の名を冠した「宮本馨太郎賞」が贈られます。
K's cinema @ks_cinema
東京ドキュメンタリー映画祭2021で57本上映、人類学・民俗映像部門コンペが新設 https://t.co/HwHDliOFiL