TikTok TOHO Film Festival 2021のグランプリ作品発表会が本日10月4日に東京・イイノホールで行われ、映画祭アンバサダーの
ショートムービープラットフォーム・TikTokと東宝がタッグを組み、新たな才能の発掘と育成サポートを目的に行われた同映画祭。本日は、7月に行われた授賞式で初代グランプリに輝いた吉川による初監督作「夏、ふたり」が披露された。
同作は、上の階の住人から“借り暮らし”をしながら半地下の部屋に住む2人の女の子を主人公とした映像作品。浜辺は「外の世界に久しぶりに出て、その小さな輝きに影響を受け、世界がまた開いていくというお話です。縦型動画ならではのよさが詰まっています」とアピールした。普段と違う縦型動画の撮影については、井上が「距離感のつかみ方が難しかったけど、撮影が進むうちにだんだん慣れていきました。2人が机で向かい合ってるシーンも臨場感があって、縦型ってすごいなと思いました」と振り返る。
北村は同作にスチルカメラマンとして参加。浜辺は北村がカメラマンとして来ると聞いて「恥ずかしいな、ちょっと嫌だな」と思っていたと打ち明ける。しかし「実際には、現場の空気感を身にまとっていて、どこに匠海くんがいるかわからないくらい。空気みたいになじんでいました」と浜辺からたたえられ、北村は「忍者の末裔なので」とわざと得意げな表情に。吉川も「本当に忍んでいらした。気付いたらカーテンの奥にいらしたり、すごく溶け込んでいました」と回想すると、北村は「絶対に邪魔したくなかったので、真っ黒な服装で忍びました。それに現場の空気がよかったから溶け込みやすかった。監督の力だと思います」と感謝した。
最後に北村はアンバサダーとして「すごい時代だなと思いました。自分も役者や音楽をやっていますが、音楽番組にもTikTokでバズって出演したり、顔出しせずとも自分の表現ができる人が増えたり。身近にクリエイティブなツールがあるからこそ、誰でも羽ばたける時代なんだなと。監督の生き生きしている姿を見ると、何かを作るって楽しいなと思うし、それが『夏、ふたり』には存分に表現されていました。この“始まりの映画祭”が今後も続けばいいなと心から思います」と総括した。
全8本の動画からなる「夏、ふたり」はTikTokで配信中。
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北村匠海がTikTok映画の完成披露で「すごい時代」、主演・浜辺美波らと登壇(写真14枚)
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