静寂は強さだ、リドリー・スコットが「最後の決闘裁判」語るメイキング映像

リドリー・スコット監督作「最後の決闘裁判」のメイキング映像がYouTubeで公開された。

今なお歴史家たちの間で物議を醸す、14世紀フランスで実際に執行された“決闘裁判”を描いた本作。暴行を告発する被害者マルグリット、彼女の夫ジャン・ド・カルージュ、ジャンの旧友で無実を訴える容疑者ジャック・ル・グリそれぞれの視点から物語を映す3部構成となっている。ジョディ・カマーがマルグリット、マット・デイモンがカルージュ、アダム・ドライバーがル・グリを演じた。

決闘シーンの絵コンテも登場する本映像。スコットがデイモンに「そこは憎しみを持つ瞬間だぞ」と演技指導する様子や、「ダイナミックさが肝心」「ダイナミックさを際立たせると静寂になる」「静寂は強さだ」と語るナレーションが収められた。

このたび前面の半分が切り取られたヘルメットをかぶったカルージュが写った場面写真も到着。史実によると本来ヘルメットは顔をすべて覆っていたというが、スコットは誰が何をしているかわかるよう、本作用にこのヘルメットを用意したという。

ベン・アフレックも出演した「最後の決闘裁判」は10月15日に全国で公開。