「惡の華」で知られる
本作は、井口が“商業映画では絶対通らない究極の純愛映画”として長年温めてきた企画。秘密を抱えた男女が屈折した愛にたどり着く様子が、3つのストーリーで描かれるオムニバス映画だ。ヒロイン役には「片腕マシンガール」の
第1話「うずく影」は、会社員の女性と彼女にパワハラをする上司の関係が、女性の背後に“影”のような謎の男が現れたことで変化していく物語。そして第2話「片腕の花」では高校生が肉体的な“秘密”を持つ女性に翻弄され、第3話「バタイユの食卓」では食べることにトラウマを持つ男が、ウェイトレスの女性の秘密を知ってタブーの愛に堕ちていく。
井口は「愛の孤独に悩める方への救いとなる映画を目指しますので、皆様の応援、ぜひお願いします!!」とコメント。資金は制作現場費に活用され、リターンには「あなたの名前が主演の役名になります」「あなたの名前を歌詞にした挿入歌を作ります」「出演者があなたの名前を連呼するショートムービーを作ります」といった企画が用意された。
「異端の純愛」は11月上旬に撮影され、2022年4月に完成予定。同年には海外映画祭への出品や国内での劇場公開を目指している。
井口昇 コメント
近年、漸くLGBTが映画の中で正面切って描かれるようになりましたが、それ以外の「異端な純愛」については未だに語られにくく、僕自身もそういう感覚を持って疎外感の中で生きてきました。しかしコロナ禍になり、様々な価値観や常識が脆くも崩れていく事で、自分でこのプロジェクトを立ち上げる決意をする事が出来ました。愛の孤独に悩める方への救いとなる映画を目指しますので、皆様の応援、ぜひお願いします!!
八代みなせ(「片腕の花」片腕の女性役)コメント
井口監督との出会いは約14年前。この度やっと御縁あって「片腕の花」のお話をいただいた時は、念願が叶いとても嬉しかったです。井口監督の作品は、人の深い内面やフェチズムなどを生々しくもファンタジーを随所に織り交ぜ魅せていく。猟奇的で繊細な描写が私は印象的で好きです。大切な場所に感謝しながら、積み重ねてきたモノを「片腕の花」に昇華させたいです。
中村有沙(「バタイユの食卓」珠子役)コメント
この度、「ゾンビアス」以来10年ぶりに井口組に参加させていただきます中村有沙です。内容だけでみれば、過激な印象が大きいと思われますが、そこを繊細に美しく、また登場人物たちを愛おしく感じていただけるよう、一瞬一瞬の生まれるものを大切に、精一杯努めてまいります。何卒応援のほどよろしくお願いいたします
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「惡の華」の井口昇が“商業映画では絶対通らない究極の純愛”描く、クラファン実施中(コメントあり)
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