物語の主人公は大学でデザインの勉強をしている優実。知り合いの演劇サークルのチラシを作ったことがきっかけで出会った直哉と付き合っている優実は、ある日、自分が妊娠していることに気付く。子供の父親が直哉であるという自信を持てず、悩む優実。一方の直哉は、現実を受け入れようとすればするほど、優実への思いや考えがすれ違っていく。本作は新進女優と若手監督がタッグを組み「不器用に、でも一生懸命“今”を生きるヒロインたち」をそれぞれの視点で映画化するプロジェクト「(NOT)HEROINE MOVIES(ノット・ヒロイン・ムービーズ」の第1弾公開作品として制作された。
木竜が優実を演じ、直哉役で
「わたし達はおとな」は東京・新宿武蔵野館ほか全国で公開。
木竜麻生 コメント
「“生活”や“暮らし”がそこにある」
「表と裏だけじゃなくて、もっといくつも面があるんだと思う」
加藤監督が言っていた言葉を心に書き留めて、相手と役と自分と向き合ってみた。
ある時、たくさんの人に守られているような初めての感覚の中で、見たことのない顔をした自分がいた気がしました。
あのアパートや道端、そしてそこのカフェ。あらゆるところにこの映画の中の人達がいるんじゃないか…そんな気がしています。
藤原季節 コメント
加藤拓也監督の書いた物語にこれまで多く参加してきたが、その度に文字通りボロボロになった。彼の脚本や芝居は、基本は技術的な積み重ねの上に成り立っているが、最後には激しくエモーショナルな部分で戦うことを自然に求められる。それでいつもボロボロになるわけだが、「わたし達はおとな」ではそのボロボロ具合がいつもとは比にならなかった。木竜麻生さん演じる優実と一緒に、傷つけ合ったり笑ったりしながら、この物語を駆け抜けた。優実がそこに存在していたということは、僕の癒えない心の傷がずっと証明している。
加藤拓也 コメント
演劇と映画は全く違いますし、自分が演劇で良しとしているものがどうすれば映像の中でもできるのかまだわかっちゃいませんが、今回は普段から一緒に演劇をやっている人達と稽古をして稽古をして、リテイクをしてやり込んだ結果の生感というもの、だからつまりライブ感ですよね。生イコール演劇ではございませんが、私達を通じて私達を見つめる、とにかく生活がそこにあると思える生活の映画が出来上がったのではないかと思っております。私達の生活を非日常で俯瞰して体験する、そんなことがテーマの映画です。一口にラブストーリーと言われてしまえばそれまでなのですが繰り返し言わせていただきますとこれは生活の映画なのです。ドキュメンタリーじゃないですよ。アドリブもないですよ。映画だから。
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木竜麻生と藤原季節が共演「わたし達はおとな」公開、監督は「俺スカ」脚本の加藤拓也(コメントあり) https://t.co/DCRDA553Ou
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