「スター・ウォーズ:ビジョンズ」よりTRIGGERが手がけた「THE TWINS」と「The Elder」のあらすじと場面カットが到着した。
「スター・ウォーズ:ビジョンズ」では、日本のアニメスタジオが独自の視点で「スター・ウォーズ」の世界を描いた9つの物語が描かれる。
「プロメア」などで知られる
今石は「自分が最初に『スター・ウォーズ』に出会ったときの感動を再現しつつ、これから新たに『スター・ウォーズ』に触れる人たちにも同じ感動を伝えられるような作品を目指しました」と思いを明かし、AmやKarreが正史に登場する可能性について「もちろん、その可能性も見据えていました。我々の生み出したキャラクターたちがいつか正史に登場したらうれしいです」とコメント。そして、「グローバル版でKarre役を演じてくれている榎木淳弥さんは以前、自分の監督作品に出演いただいた経験もあり、何も言わずとも作品が望むテイストを理解してくれている心強さがありました。英語吹替版は昔の海外ドラマ『天才少年ドギー・ハウザー』の主演を務めた
TRIGGERの代表取締役・大塚雅彦が監督した「The Elder」は、訪れる者も少ない辺境宙域をパトロールしていた経験豊富なジェダイマスターのタジンと若いパダワンのダンを軸に展開する物語。作中では2人が怪しい気配を感じ惑星ハボに降り立つ。
大塚は「The Elder」について「アクション要素は必ず入れたいと思ったのですが、アニメーションの特性を考えると戦闘機や戦艦の戦いよりもライトセーバー戦のほうが向いているだろうと考えました。好みだけで言うともっと活劇要素を盛り込みたかったのですが、十数分の短編でそれをやってしまうと登場人物を描くための時間が足りなくなるので主人公たちの性格や関係性を描写しつつアクションも入るプロットを意識しました」と述べ、「マスターとパダワンの関係性はこれまでの作品とも違和感がないように気を付けたつもりです。ライトセーバー戦の殺陣、特に斬り合いが始まる前の対峙する瞬間の緊張感などに日本の時代劇の雰囲気を意識しました」と振り返る。
大塚は「The Elder」の時代設定に関して「時間軸を『ファントム・メナス』より前に設定したのは、この作品から『スター・ウォーズ』に入ってきてくれるファンを意識したからです。予備知識がなくても理解できる内容になっています。そこからジェダイ騎士やシスに興味が湧いたら是非映画も観てほしいです」とアピールした。
本作が最後の監督作品になるかもしれないと明言している大塚は、その理由を「10年前の会社設立時から現場の仕事は減らしていくしかないと覚悟していましたが、実際にはあまり減らせていませんでした。その後、若いスタッフも育ってきて本当に経営や育成にシフトすべきかと考えていたところにこのお話をいただき、区切りとするならこれ以上ない作品だと考えたからです」と語っている。
「スター・ウォーズ:ビジョンズ」は9月22日16時よりディズニープラスで独占配信。TRIGGERのほか神風動画、キネマシトラス、サイエンスSARU、ジェノスタジオ、スタジオコロリド、Production I.Gが参加している。
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「スター・ウォーズ:ビジョンズ」TRIGGERが贈る2作品の場面カット到着(コメントあり)
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