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司馬遼太郎の同名小説を映画化した本作は、志士たちの人生と彼らが生きた激動の幕末を描く物語。新選組副長・土方歳三を岡田、近藤勇を鈴木、沖田総司を山田涼介が演じた。
岡田は「これまでいろいろな役を演じてきましたが、歴代で一番かっこいい素敵な役柄をやらせてもらいました」と語り、撮影時の苦労を問われると「苦労?」と沈黙。原田が「弱く見せなければいけないとか?」とニヤリと笑うと、タフな人物を演じる機会の多い岡田は「最近僕が強いとかなっていますけど……そんなことはないです」と謙遜するも、鈴木から「いや、強いですよ岡田さんは」と優しくツッコまれていた。
山田涼介は「岡田さんは(土方・近藤・沖田が)3人で手合わせするシーンの流れをサウナでも考えられたりしていて、大変だなと思いました」と回想。手合わせのシーンは当初、土方と沖田の場面になるはずだったが、鈴木が原田に直訴した結果、3人での場面に変更されたという。鈴木はこの件について「土方と沖田がじゃれ合うように組手をするのを見て、うらやましくて。自分もやりたいと思った結果、(岡田が)裸で考えることになったんですね」と明かした。
役作りのため減量に挑戦した山田涼介は「岡田さんや亮平さんがお医者さんのようにいろいろと教えてくれました」と感謝。岡田は「自分が二度とやりたくない一番きついものを教えました。それを実践していたので、この作品に対する思いを感じた」と山田涼介を絶賛し、鈴木も「体調や見た目のコントロールは想像を絶する大変さだったと思います」と過酷な役作りをねぎらった。
徳川慶喜を演じた山田裕貴は「原田監督から『いまだかつてない徳川慶喜をやってほしい』というプレッシャーをいただき、自分の引き出しから『こんな将軍嫌だ!』という将軍像を作れたことがうれしかったです」と述懐する。映画のタイトルにかけて「燃え上がったこと」を聞かれた岡田が「今日ですね! “W山田”がそろったという。同じ苗字の2人がどういう感じでしゃべるのかと、個人的に燃えています」と答えると、山田涼介は「僕は『裕貴くん』と下の名前で呼んでいて、連絡もし合っていますよ」と報告。岡田は「いいことを聞いた。幸せ」とご満悦の様子だった。
「燃えよ剣」は10月15日より全国でロードショー。
※司馬遼太郎の遼は、二点しんにょうが正式表記
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