「そしてキアロスタミはつづく デジタル・リマスター版特集上映」より
イラン出身の映画監督、
黒柳は「友だちのうちはどこ?」について「教室の子どもの、ざわめきの声がタイトルバックに。ペルシア語がわかったら、どんなに面白いだろう」と述べ、清原は「トラベラー」に関し「子どもを主人公とした映画で、これほどまでに残酷に現実を突きつけるラストを描くのは勇気がいることだと思う。しかし、残酷ではあっても、ふしぎと絶望は感じない。それはなぜだろうか」とつづった。
またこのたび、イラストレーター100%ORANGEの描き下ろしイラストが解禁に。同イラストは、会期中全作品を鑑賞するともらえる数量限定のトートバッグに使用される。チケット半券を劇場受付に提示する必要があるため、半券紛失にはご注意を。なおYouTubeでは予告編が公開中だ。
「そしてキアロスタミはつづく デジタル・リマスター版特集上映」は、10月16日より東京・ユーロスペースほか全国で順次開催。作品群は仏パリのmk2、米ニューヨークのクライテリオンコレクション、伊ボローニャのラボ、リマジネ・リトロヴァータが2年を掛けて4Kまたは2Kリマスター版として修復した。今回の特集では全作品2Kで上映される。
黒柳徹子(女優・ユニセフ親善大使)コメント
「友だちのうちはどこ?」について
教室の子どもの、ざわめきの声がタイトルバックに。ペルシア語がわかったら、どんなに面白いだろう。
仕事に疲れてる方に、特に見ていただきたい映画。
子どもの心を持ち続けているキアロスタミ監督に「最高です」と、拍手を送りたい♡
中江有里(女優・作家・歌手)コメント
「友だちのうちはどこ?」について
ささやかで、あっけなく見失ってしまいそうな生の輝きが細部からあふれていた。
観終わった今もあどけないアハマッドの眼が心に焼き付いている。
津田健次郎(俳優・声優)コメント
ジグザグの道を行ったり来たり。そんな人間達を深く真摯に見つめる眼差し。その眼差しは私達を連れて行く。
知らないけど知っている場所。やがて日常に戻った時、同じ景色は少しだけ違って見える。
黒沢清(映画監督)コメント
ひょっとすると我々は、キアロスタミ作品を見るたびに、リュミエールの「工場の出口」を人類が初めて目にした瞬間に引き戻されているのかもしれない。
三宅唱(映画監督)コメント
「友だちのうちはどこ?」について
複数人の個別のアクションが同じ画面内で展開され続けることで「社会」が立ち上がる──キアロスタミの演出の豊かさとはひとまずこれだ、と僕は考えた。
清原惟(映画監督)コメント
「トラベラー」について
子どもを主人公とした映画で、これほどまでに残酷に現実を突きつけるラストを描くのは勇気がいることだと思う。しかし、残酷ではあっても、ふしぎと絶望は感じない。それはなぜだろうか。映画が終わったあと様々な想像がふくらんだ。
小森はるか(映像作家)コメント
「ホームワーク」について
どの子を観ていても情が湧く。「暴力」や「教育」ではなく、あくまで「宿題」についてのリサーチだという切り口を持つことで、カメラの侵入できない場所で起きている現実を記録できるのだと思った。
100%ORANGE(イラストレーター)コメント
「友だちのうちはどこ?」について
「友だちのうちはどこ?」は絵本のようにシンプルに心に入ってきた。
心が動かされてそこから澄んだ水が自分の中に湧き出してきたように感じました。
そしてキアロスタミはつづく デジタル・リマスター版特集上映
2021年10月16日(土)~ 東京都 ユーロスペースほか
<上映作品>
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映画ナタリー @eiga_natalie
アッバス・キアロスタミの特集上映に黒柳徹子、津田健次郎、黒沢清らがコメント(動画あり)
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