2011年公開作「
監督の
猛を演じたのはラッパーの
空族はこのたびのデジタルリマスター版上映に際して「『サウダーヂ』を公開したその年、福島で人災としては最悪の核爆発が起こり、わたしたちはもう二度と後戻りできなくなってしまった。あれから10年─。“災害と疫病と分断”のこの時代に『サウダーヂ』は新たな意味を持ち始めている」とコメントした。
なおK's cinemaでの公開期間中は、同じく空族が制作した「
空族 コメント
土方・移民・ヒップホップ
2011年に公開した「サウダーヂ」は山梨県甲府市を舞台に、北京オリンピック、リーマンショック後の大不況で行き場を失った日系ブラジル人たち、出稼ぎに来たタイ人、そして国籍の選択をせまられているその子供たちとの出会いから着想を得、疲弊しきった地方都市を描くことになった作品である。
そして、、、あれから一体何が変わったのだろうか?
精司がバブル時代を幻視し猛がラップしながら歩いた、あのアーケード街のシャッターは今も閉まったままでいる。ポルトガル語の「サウダーヂ」という言葉には失われたものへの郷愁とともに未来への祈りが込められているという。
「サウダーヂ」を公開したその年、福島で人災としては最悪の核爆発が起こり、わたしたちはもう二度と後戻りできなくなってしまった。
あれから10年─。
“災害と疫病と分断”のこの時代に「サウダーヂ」は新たな意味を持ち始めている。
富田克也の映画作品
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「サウダーヂ」リマスター版公開、空族「この時代に新たな意味を持ち始めている」
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