阿部サダヲが連続殺人鬼に!白石和彌が小説「死刑にいたる病」映画化、共演に岡田健史

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「孤狼の血」「凪待ち」の白石和彌が櫛木理宇の小説「死刑にいたる病」を実写映画化。阿部サダヲ岡田健史が出演し、2022年に公開される。

「死刑にいたる病」

「死刑にいたる病」

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原作は2015年に「チェインドッグ」のタイトルで発売され、文庫化に合わせて「死刑にいたる病」に改題されたミステリー。物語は自分の理想とは程遠い大学に通い、鬱屈した日々を送る雅也のもとに1通の手紙が届くことから始まる。差出人は世間を震撼させた連続殺人事件の犯人・榛村だった。雅也の地元でパン屋を営んでいた榛村は、24件の殺人容疑で逮捕され、そのうちの9件の事件で立件・起訴、死刑判決を受けた凶悪犯。手紙には「罪は認めるが、最後の事件は冤罪だ。犯人は他にいることを証明してほしい」と記されていた。雅也は榛村の願いを聞き入れ、事件を独自に調べ始める。

阿部サダヲ

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岡田健史

岡田健史[拡大]

数々の若者を殺した榛村を阿部が演じた。白石とは「彼女がその名を知らない鳥たち」以来のタッグとなる阿部は「俳優をやっていて、『1度は手を出してみたい役』を頂けたので楽しんで演じました。白石組、白石監督の想像を超えるアイデア、どう仕上がって来るのか非常に楽しみです。岡田健史くんとのシーンは相当痺れました」と撮影を回想。岡田は榛村のもとに通い事件の真相を追う雅也という自身の役柄について「どこにでもいる男性です。“どこにでもいそう”、なのです。故に、この日本において誰にでも起こりうる機微を雅也は持っています。作品中に過激な表現も含まれてますが、今作品は雅也と同年代の方々にも是非観て頂きたいです」と語っている。

脚本は「そこのみにて光輝く」「まともじゃないのは君も一緒」の高田亮が担当。白石と櫛木によるコメントは下記の通り。

阿部サダヲコメント

俳優をやっていて、「1度は手を出してみたい役」を頂けたので楽しんで演じました。白石組、白石監督の想像を超えるアイデア、どう仕上がって来るのか非常に楽しみです。岡田健史くんとのシーンは相当痺れました。

岡田健史コメント

こんなにも濃密な時間を過ごし、“人”に恵まれ、公開を待っててくださる方々に向けて、
伝えたいことが豊富な作品に巡り逢えたという実感に、自分でも驚いています。
きっと、今作品で交じり合えた方々との時間は、いつまでも自分の身体に宿り続けることでしょう。
勝手ながら一若者として、この方々の魂を受け継いでいきたいと思いました。

さて、僕の役柄ですが、筧井雅也という、どこにでもいる男性です。
“どこにでもいそう”、なのです。故に、この日本において誰にでも起こりうる機微を雅也は持っています。
作品中に過激な表現も含まれてますが、今作品は雅也と同年代の方々にも是非観て頂きたいです。
人は人に怯え、傷つけ、傷つけられて、抱きしめられて、救われてるということ。
それはつまり何なんだろうと、思春期に考える時間が欲しかったと自分自身がそう感じるからです。
公開をお楽しみに。もう少しの間だけお待ちください。

白石監督コメント

僕自身が10代20代の頃に持っていた鬱屈と、後ろめたい憧れを抱いてしまう殺人鬼。その両方が見事なコントラストで混在している櫛木先生の原作に心を奪われて映画化をお願いしました。
阿部さんと岡田さんの邂逅も運命を感じる大きな事件でした。
映画を観た後どんな感情が残るのか、僕もとても楽しみです。完成まであと少し。スクリーンでお会いできる日をお待ち下さい。

櫛木理宇コメント

映画化のお話をいただいたときにまず「やった!」と思い、次に監督が白石和彌さんだとお聞きした瞬間「やった!!!」と感嘆符が三倍になりました。
わたしの原作を監督が、このキャストの皆さんが、どう料理してくださったのか想像するだけで胸が高鳴ります。映画館の大スクリーンで拝見できる日を心待ちにしております。

この記事の画像(全3件)

(c)2022映画「死刑にいたる病」製作委員会

読者の反応

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星間るい @hosimarui

この写真だけでも芸術性があると思う(・∀・)
死にいたる病も観たいなぁ(*´∀`) https://t.co/koEclbrQdf

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