ホロコースト証言シリーズ「ユダヤ人の私」公開、106歳男性の人生を映し出す

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ホロコースト証言シリーズの新作「ユダヤ人の私」が11月20日より東京・岩波ホールほか全国で順次公開される。

「ユダヤ人の私」ポスタービジュアル

「ユダヤ人の私」ポスタービジュアル

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このシリーズは、ホロコーストの記憶を被害者、加害者、賛同者、反逆者の視点から捉え、多角的に戦争の真実を記録するもの。本作は「ゲッベルスと私」に続く第2弾作品で、クリスティアン・クレーネスフロリアン・ヴァイゲンザマークリスティアン・ケルマー、 ローランド・シュロットホーファーが監督を務めた。

「ユダヤ人の私」内で紹介されるアーカイブ映像。

「ユダヤ人の私」内で紹介されるアーカイブ映像。[拡大]

今回は、ホロコースト生存者の1人である106歳のマルコ・ファインゴルトにスポットが当てられる。1939年に逮捕され、アウシュヴィッツを含む4つの強制収容所に収容されたファインゴルト。戦後は10万人以上のユダヤ人難民をパレスチナへ逃がし、自らの体験とナチスの罪、そしてナチスに加担した自国オーストリアの責任を70年以上にわたって訴え続けてきた。本作ではファインゴルトの人生を通して、反ユダヤ主義がどのように広まりホロコーストへとつながったかが、アーカイブ映像を交えながら映し出されていく。YouTubeでは予告編が公開中だ。

「ゲッベルスと私」ポスタービジュアル

「ゲッベルスと私」ポスタービジュアル[拡大]

なお岩波ホールでは「ゲッベルスと私」のアンコール上映も行われる。

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西岡昌紀 @nishiokamasanor

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