高畑充希が「浜の朝日の嘘つきどもと」ロケ地の劇場を再訪、「ノスタルジックな感覚」

「浜の朝日の嘘つきどもと」の朝日座凱旋イベントが8月11日に福島・朝日座で行われ、キャストの高畑充希、大久保佳代子、佐野弘樹、監督のタナダユキが出席した。

本作は、閉館の危機にあるという設定の朝日座を立て直すため、東京からやって来た主人公・浜野あさひが茂木莉子という偽名を名乗り、奮闘するさまを描く物語。2020年夏の撮影以来に同劇場を訪れた高畑は「自分が1年前に戻った気がしてノスタルジックな感覚です」と喜び、タナダは「変わらずに朝日座が存在してくれているということは、朝日座を守っている人がいる、ということ。それがうれしいです」と思い入れたっぷりに話す。

高畑、大久保、佐野は共演シーンが多かったそう。高畑は「（ベトナム人役の）佐野さんが日本語の片言感を調整する過程が面白かった」と懐かしむ。そして彼女は大久保について「めっちゃかわいかった！」と言及し、劇中で恋人役を演じた佐野も「本当に魅力的で、かわいくて、胸がときめきました」と恥ずかしそうに続ける。2人の言葉に大久保が「嘘くさい！」と声を上げると、タナダは「さっきも言ってたよ！ 好きになっちゃったって」とすかさずフォローを入れた。

最後にタナダは「南相馬でたくさん撮影した作品なので、ぜひロケ地にも足を運んでほしいです。ちょっと嘘をついてもいいので、面白かったよと広めてください」と挨拶する。高畑は「1年前に撮影し、やっと皆さんに観て頂けてうれしい。（撮影中は）1年後はもっと状況がよくなってると思っていたので少し寂しいですが、エンタテインメントが明日の元気につながればいいです」とメッセージを送り、イベントを締めくくった。

「浜の朝日の嘘つきどもと」は、8月27日に福島県内で先行公開。9月10日より全国で公開される。