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ドラマ「科捜研の女」シリーズ初の劇場版となる本作。世界中で起こった科学者たちの連続転落死事件に、榊マリコを中心とする科捜研メンバーが挑むさまが描かれる。ドラマと同じく沢口がマリコ、内藤が京都府警刑事・土門薫を演じた。
本作の感想を問われた沢口は「テレビシリーズよりさらにスケールが大きくなった劇場版の新たな世界観が完成した作品です。キャスト・スタッフ全員が待ち望んでいた劇場版ですので、スクリーンからも情熱が感じられるような作品になっています」と述べ、「結末まで知っているのですが、事件なのか、事故なのか、犯人は? トリックは?と一緒に謎解きをする感覚で、どきどきしながら観ました。まさに『科捜研の女』の魅力がすべて詰まった集大成の作品になっていると思います」と自信をのぞかせる。
歴代レギュラーメンバーが多数出演した本作。沢口は「懐かしくてうれしかったです。一時期苦楽をともにした友人と再会した気持ちで、久しぶりにもかかわらず距離が一気に縮まりました。過去活躍してくださったキャストの皆さんとの化学反応をぜひお楽しみにしてください」と呼びかける。内藤はマリコの元夫・倉橋拓也役の渡辺いっけいについて、「いっけいだけ『科捜研の女』の現場で会ったことなくて。いつか会ったら俺のほうがマリコにふさわしいと言ってやろうと思ってました(笑)」と言い、「歴代レギュラーの方たちがいてくれたおかげで、さまざまな方法で事件の捜査ができたと思います。いっけいとやっちゃん(沢口)との3ショットをぜひお楽しみください」とアピール。そして「やっちゃん長い間お世話になりました、と言いたくなるようなシーンもありましたよね(笑)」と意味深な発言をし、会場をざわつかせた。
解剖医・風丘早月役の若村は「テレビシリーズですと早月は研究室や解剖室内のシーンばかりで、外での撮影があまりないんです。今回は事件の目撃者で、そのまま臨場に加わるので、どうしたらいいのかいろいろと相談しました」と述懐。また若村が「早月はマリコを尊敬し信頼しています。だいぶマリコの無茶ぶりに応えられていると思います」と笑うと、沢口は「仕事とプライベートをしっかりわけている風丘先生と、24時間科学者であるマリコの仕事のスタンスの違いがおもしろいですね」と笑みをこぼす。
イベント中盤には科捜研の前に立ちはだかる天才科学者・加賀野亘役の
最後に沢口は無観客での開催となったことに触れ、「ずっと夢見てきた劇場版がついに完成し、そのご報告ができたのはとてもうれしいのですが、長年支えてくださったファンの皆さまに、直接この場でお伝えする夢は叶いませんでした。正直悔しくてたまりません」と気持ちを吐露し、「でも私は、つらいときこそあきらめずに前を向いていこうと、マリコに背中を押されてここまで来ました。科学でよりよい未来を切り拓く、それがこの映画のテーマです。今は大変な時期ですが1人ひとりの心がけ次第で、きっと素敵な未来がつかめるはず。9月にはぜひ劇場で皆さまの前に立ってご挨拶できるよう、一緒にこの困難を乗り越えていきましょう」と力を込めて語った。
「科捜研の女 -劇場版-」は9月3日に全国公開。脚本はシリーズのメインライターの1人である櫻井武晴、監督は2009年よりシリーズを手がけてきた兼崎涼介が担当した。
※榊マリコの榊は木へんに神が正式表記
※兼崎涼介の崎は立つ崎(たつさき)が正式表記
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