アメリカ同時多発テロに関与した容疑で拘束されたモーリタニア人、モハメドゥ・ウルド・スラヒの「グアンタナモ収容所 地獄からの手記」をもとにした本作。2015年に出版された原作は、アメリカ政府による検閲で多くが黒く塗りつぶされ、筆者のモハメドゥはグアンタナモ米軍基地に収容されていた。同書はまたたく間にアメリカでベストセラーを記録。プロデューサーにも名を連ねたカンバーバッチは、同書を読んで「これは映画化すべきだ。誰が映画化権を持っているのか調べなきゃいけない」と急いで権利獲得に動いたという。
モハメドゥ役の
フォスターは、オファーを受ける以前から同書やモハメドゥについて知っていたようで「私が生きている時代のことなのに、なぜかそうした疑問に対する答えを一切知らなかった。まったく何も知らないことに我ながら驚いた。私たちの誰もが9.11の出来事にものすごい衝撃を受けたため、アメリカ中に恐怖心があふれていた。そのせいで誰が抑留されているのかについては、ほとんど考えていなかったのだと思う」と語っている。
「モーリタニアン 黒塗りの記録」は東京・TOHOシネマズ 日比谷ほか全国で公開。
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J・フォスター、B・カンバーバッチら出演「モーリタニアン」邦題や公開日が決定
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