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ゴウとテラシンという1950~1960年代の映画撮影所でともに働いた盟友を演じた2人は、RADWIMPS feat.菅田将暉として主題歌「うたかた歌」も手がけている。テラシン役の野田が撮影を通して感じたことを自ら表現した同曲。そこにはコロナ禍での撮影中断や志村けんの死去も少なからず影響している。
歌唱に参加するのが決まる前から、菅田にデモ音源を聞いてもらっていたという野田。「菅田くんは最初から『この曲が好きだ』と言ってくれてました。それから『まさか俺も歌うんですか』と(笑)。レコーディングまで半年以上時間があったので、その間も聴き続けてくれていたと思います」と語る。菅田は野田とのレコーディングを振り返り、その関係性を役者と演出家に例えた。野田も「確かに役者と演出家の関係に近かったと思います。いろんなアドバイスをしながら、濃密な時間を過ごせました。僕がわがままを言って、レコーディングに2日の時間をいただけて。1回録ってから調整し、また別日に収録。すごく貴重な時間でしたね」と振り返る。
野田は菅田のアーティストとしての魅力については「やっぱり表現力がある。スイッチを持っている稀有な表現者であることは間違いない」と断言。映画とレコーディング現場での違いを感じたか問われると、野田は「そこにあまり差はないかな。何しろまっすぐな人。そのまっすぐさはカメラの前だろうが、マイクの前だろうが、たぶん変わらない。まっすぐな目でその場を生きる人。そこは地続きなイメージでした」と述べている。
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「キネマの神様」野田洋次郎が語る、カメラの前とマイクの前の菅田将暉
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