「TSUTAYA CREATORS' PROGRAM FILM 2018」の準グランプリ受賞企画を映像化した本作。現実そっくりの不倫マンガを描き始めた妻・佐和子と、不倫がバレたのかと精神的に追い詰められていく夫・俊夫の姿が描かれる。黒木と柄本がマンガ家夫婦の佐和子と俊夫を演じた。
佐和子の母のけがをきっかけに、2人はしばらく佐和子の実家で暮らすことに。どこへ行くにも俊夫に送り迎えしてもらっていた佐和子は教習所へ通うことを決意する。そこで出会うのが新谷だ。新谷の優しく熱心な教えにより佐和子の運転は上達し、徐々に2人は親密になっていく。車中で佐和子を見つめる新谷の場面写真はいずれも似たカットだが、1点は制服を着用した“教習所の先生”としての姿、もう1点は私服で佐和子と同乗している姿で、2人の関係性の変化がうかがえる。
監督の
金子は「台本を読んだときに、自分にできるのかなというぐらい、僕とは真逆のとても爽やかな役柄だったのですごく悩みました。堀江監督が1つひとつ丁寧に演出してくださったので、演じ切ることができました」と感謝。物語のキーパーソンとも呼べる新谷について「実はこういう人だったんだと、ある意味、観客の方を驚かせるような部分を託されていたので、とにかく爽やかな好青年で、まるで王子様でこの世界に実際にいるのかどうかわからないような人物という点を強く意識して演じるように心掛けました」と述べている。
「先生、私の隣に座っていただけませんか?」は、9月10日に東京・新宿ピカデリーほか全国で公開。
映画ナタリー @eiga_natalie
金子大地が黒木華と見つめ合う「先生、私の隣に座っていただけませんか?」場面写真(コメントあり)
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