本作は、澤村御影による小説「准教授・高槻彰良の推察」シリーズが原作のヒューマンミステリー。完全記憶力という“異能”を持つ民俗学の准教授・高槻彰良が、同学部の新入生・深町尚哉とともに怪異事件を解決するさまが描かれる。伊野尾が高槻、神宮寺が尚哉を演じ、
本作は5月、東京都内の書店でクランクインした。まず伊野尾と神宮寺は、佐々倉の実家である古書店の2階で“コックリさん”をする場面に臨んだ。机の上に広げた紙の上に十円玉を置き、伊野尾は民俗学の専門家としてコックリさんを解説するというセリフを発しながら、十円玉の軌道を気にしつつ人差し指で動かしていく。専門用語を含むセリフをよどみなく言うため、伊野尾は撮影の合間も暗唱。芝居のあとはモニタまで歩み寄り、監督と話し合いながら細かく役柄を固めていった。
一方、同シーンの神宮寺は「はい」「いえ……」などの短いセリフ、もしくは無言のリアクションがほとんど。出会って間もない高槻と1つの十円玉に手を置いてコックリさんをするという尚哉の戸惑いや緊張感を、神宮寺は目の動きや顔の表情で絶妙に表現する。また現場ではスタッフが俳優を呼び込む際に「(高槻)先生」など役名で呼ぶことが多いが、神宮寺は「じんじん」と呼ばれている。もともと「じんさん」と呼ばれていたが、誰かが「じんじん」と呼んだ際に「その呼び名がいい!」と神宮寺が喜んだため定着したという。
岡田は、埼玉県内のスタジオに作られた高槻の研究室でクランクイン。第1話で尚哉が初めて研究室を訪ね、瑠衣子と“衝撃の初対面”を果たすシーンから撮影した。リハーサルでは、実年齢より4つ上の瑠衣子を大人の雰囲気で演じてみせた岡田。監督から「瑠衣子は寝起きでもパッと動ける元気キャラ」と逆の要望を受けるも、急な演技プランの方向修正になんなく対応した。初日の撮影後、岡田は「今までは準備していたキャラクター像でクランクインしたあと、すぐに役を固められたんですが、今日は現場で全部1回崩して、改めて積み木みたいに積み上げる作業をしたのでけっこうハラハラしたし、ずっと緊張していましたね。でも、もっと奔放にハジケていいんだと課題が見つかったので今後が楽しみです!」と声を弾ませた。
「東海テレビ×WOWOW共同製作連続ドラマ 准教授・高槻彰良の推察」Season1は、8月7日から東海テレビ・フジテレビ系でオンエア。Season2は10月10日からWOWOWプライムおよびWOWOWオンデマンドで放送・配信される。藤井清美と伊藤崇が脚本、池澤辰也、守下敏行、室井岳人が演出を手がけた。
「東海テレビ×WOWOW共同製作連続ドラマ 准教授・高槻彰良の推察」Season1
東海テレビ・フジテレビ系 2021年8月7日(土)スタート 毎週土曜23:40~24:35
※全8話
「東海テレビ×WOWOW共同製作連続ドラマ 准教授・高槻彰良の推察」Season2
WOWOWプライム、WOWOWオンデマンド 2021年10月10日(日)スタート 毎週日曜 23:00~放送・配信
小出剛之 @cwzEcfYUoC3fhL8
【制作現場レポート】伊野尾慧と神宮寺勇太、“コックリさん”で「准教授・高槻彰良の推察」クランクイン(コメントあり) https://t.co/2ylRJVAK26