土屋太鳳演じる少女には秘密が…「アイの歌声を聴かせて」予告&新キャスト解禁

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土屋太鳳福原遥工藤阿須加が出演するオリジナルアニメーション映画「アイの歌声を聴かせて」の公開日が10月29日に決定。本予告がYouTubeで解禁された。

「アイの歌声を聴かせて」ポスタービジュアル

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「サカサマのパテマ」の吉浦康裕が原作、脚本、監督を担当した本作。ことあるごとにミュージカル調で歌い出す変わり者の転校生シオン、クラスで孤立している真面目な少女サトミ、そしてクラスメイトたちの関係が描かれる。明るい人柄で人気者になるシオンに土屋、サトミに福原、サトミの幼なじみ・トウマに工藤が息を吹き込んだ。

予告編では、ひとりぼっちのサトミを幸せにするためにやってきたシオンが、実は試験中のAIであったことが明らかに。そして開発会社に回収されたシオンに会うため、サトミたちが奮闘する様子が切り取られた。土屋は「どうか、シオンの夢が叶う一瞬を、シオンと一緒に願っていただけたら嬉しいです」と語る。福原、工藤から届いたコメントは下記に掲載した。

上段左から津田健次郎、大原さやか、浜田賢二。下段左から西城、美津子、野見山。

上段左から津田健次郎、大原さやか、浜田賢二。下段左から西城、美津子、野見山。[拡大]

このたび新たなキャストも解禁された。サトミの母親でシオンプロジェクトのリーダーを務める美津子役を大原さやか、美津子の部下でシオンプロジェクトの一員・野見山役で浜田賢二、美津子の上司・西城役で津田健次郎が出演。さらにカズレーザー(メイプル超合金)と咲妃みゆも参加する。

「アイの歌声を聴かせて」は全国でロードショー。共同脚本担当として、「コードギアス」シリーズの大河内一楼も名を連ねた。

土屋太鳳 コメント

シオンは、AIと呼ばれる「脳」を持っています。でもその脳は機械で出来ているので、AIの反応と「心」は別だと思われがちです。でも…本当に機械に心はないのでしょうか?
その疑問は、実は私が子どもの頃から感じてきた疑問でもあったので、その思いを切り口に、シオンの心を演じました。「人間に近くなれても決して人間にはなれない」という切なさや、「人間に近くなればなるほど恐れられてしまう」悲しさ。それを突き詰めると、この物語は「AIと人間の友情」を通して、「立場が違う者同士の友情」を描いているようにも感じます。

これからの未来はいろいろなことが進化して、現実世界は狭くなり、仮想世界がいくつも生まれたりするのかなと思いますが、同時に何かが歪んだり、傷ついたり、急激な変化の中で見失ってしまうものがあるかもしれません。「アイの歌声を聴かせて」は、そんな少し先の未来を予感させる物語ですが、「愛情とは何か」という普遍的なテーマが描かれていますので、時代や文化を越えた説得力があると思います。古今東西、老若男女、全ての人に観ていただきたいです! そしてどうか、シオンの夢が叶う一瞬を、シオンと一緒に願っていただけたら嬉しいです。

福原遥 コメント

「アイの歌声を聴かせて」は純粋なシオンの生き方を通じて、サトミをはじめ周りの人々がどんどん変わっていく物語です。

AIを扱った作品は、私たちの日常から遠く離れた世界として描かれることも多いですが、本作は現実と地続きの日常的なストーリーなので、作品世界に違和感なく入り込めたのだと思います。
それにシオンはAIですが、私には人間と同じ命が宿っているように見えました。人工知能であっても人間らしい感情があれば、そこに命は存在するのではないのかなと。観葉植物も話しかけた方がよく成長すると言いますよね(笑)。あらゆる物事に対して優しく接するようになりたいなと、ちょっと壮大なことを思い巡らせるきっかけにもなりました。

工藤阿須加 コメント

シオンはAIなりに社会について学びながら人との関係を築いていくキャラクターです。彼女は人を幸せにするために生まれましたが、よくよく考えてみると誰かを幸せにするって、シンプルでありながらとても難しいことですよね。どうすれば人は幸せになるのか、僕自身もまだよくわからないです。そんな命題に挑むシオンが側にいてくれたら楽しい日々が過ごせそうですし、シオンのようなAIがいつか生まれる日が来てもおかしくないなと思いました。

僕は最初「アイの歌声を聴かせて」というタイトルの仕掛けに気付けなかったんです。「アイという名前のキャラクターは出てきたっけ?」と不思議に思っていたら「そうか、AI=アイ」だと。その謎が解けた瞬間に思わず感動してしまいました(笑)。

大原さやか コメント

台本・ビデオコンテを見ての感想

なんて真っ直ぐで青春の輝きに満ちた、キラキラした物語なんだろう。台本を初めて読んだ後、しばらくその余韻にひたっていたことを覚えています。そして自分にとっての「幸せ」とは何か、誰かを真剣に幸せにしたいと願ったとき自分は何ができるのかと、自身の心に問いかけられたような気持ちにもなりました。

自身の役柄とアフレコの感想

美津子は主人公サトミを女手ひとつで育てている母であり、とある大企業のラボで働く凄腕の研究者。普段とは違う状況だったこともあり、今回全員での収録ではなかったのがとても残念でしたが、ハマケンさん&ツダケンさんの大人チーム3人でアフレコできたので、男社会の中で揉まれながらも信念を持ってここまで必死に頑張ってきた、キャリアウーマンとしての美津子に関してはとてもイメージしやすかったです(笑)。プライベートな面の彼女は、ふとしたときに見せるお茶目な表情や娘との仲睦まじい様子にあたたかい親近感を覚えて、演じていてとても楽しかったです。

メッセージ

この作品は、シオンを中心に、サトミたちの成長する姿が時にまぶしく時に切なく、でも真っ直ぐに描かれていきます。大きな壁にぶつかりながらも、懸命に自分たちの心と向き合いながら答えを得ようとするそのひたむきな姿は、きっとたくさんの方々の心に大切なものを呼び起こしてくれるはず…! スクリーンいっぱいに色鮮やかに展開する世界と心揺さぶられる歌の数々を、どうぞお楽しみに♪

浜田賢二 コメント

台本・ビデオコンテを見ての感想

思っていても、思いあっていても伝わらない事は沢山あります。
それでも人は誰かの為に、誰かを思って行動を起こすのです。

それを繋いでいくシオンの力強さに眩しさを感じました。

自身の役柄とアフレコの感想

野見山さんはなんといいますか個人的には色々と「ぐっ?!」ときてしまうおじさんです。主に胃の辺りが。
光あるところには影ができてしまうのは必然です。
同じところを目指して歩くのも難しいものなんですよね。

メッセージ

すぐ隣にある何気ないもの、いつもの関係を改めて見てみる事の幸せを感じさせてくれる作品ではないでしょうか。
全てを語ることはできないので、あとは劇場でお待ちしております。

津田健次郎 コメント

台本・ビデオコンテを見ての感想

想いが沢山詰まった作品です。
とても丁寧にキャラクター達の心情が織り込まれていて、台本を読んでいる時にも心が動きました。
それぞれの人物が躍動し、物語の大きな波を作り出していく。その波はやがて歌になり観る者の心に響き始める。
純粋性に彩られた台本、良いなぁ。完成した映像が楽しみです。

自身の役柄とアフレコの感想

嫌な大人です(笑)。社会や大人のルールに縛られて大切なものを見失っている、そんな大人のキャラクターです。
大らかに、しかし明確なイメージを持って演出して頂きました。

メッセージ

丁寧に丁寧に紡がれたこの作品、是非劇場でご覧下さい。
見終わった後、きっと歌いたくなるのではないでしょうか。
青春って良いなぁ…。

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(c)吉浦康裕・BNArts/アイ歌製作委員会

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