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小中が1986年に発表した商業映画デビュー作をセルフリメイクした本作。毎晩同じ美少女が現れる夢を見る高校生・昭雄と、夢の中の少女・理沙が惹かれ合うさまが描かれる。
35年前の作品を改めて映像化したことについて、小中は「原点回帰の思いでした。22歳の自分と対話しながら、常によりよい演出はないのか、35年経って成長してないのかと問われているような思いで作りました」と語る。昭雄役の鈴鹿は、パラレルワールドを舞台にしたストーリーを振り返り「男として少し成長することができたので、昭雄役をやっていて楽しかったしやりがいを感じました」と明かす。理沙役の秋田は、ファンタジー作品での演技の難しさを「日常に起こり得ないことに対して、どれくらいリアクションを取るのか想像するのが難しかったけど、自分で感じた気持ちを大切に演じました」と述べた。
1986年版で理沙役を務め、本作では理沙の母親・恭子を演じた有森。35年前は、小中が自身の理想のヒロインである理沙を自ら演じて見せたそうで「(監督の)コピーでしたから(笑)。監督の思う理沙になろうと努力しました」と回想した。
本作のエンディングには、lolによる主題歌「2 your world」が使用されている。昭雄の親友・尾崎役を務め、同楽曲の作詞も担当した佐藤は「何回も作品を観て書いたので、物語のアフターストーリーみたいな感じで……。昭雄の主観の歌詞にしようと思いました」とこだわりを語る。小中はその歌詞を「昭雄の気持ちで書いているし、よく聴いてみると尾崎の気持ちかもしれない、ということも書いていて……どちらも成立させているのがさすが」と絶賛した。
イベントの後半には、明後日7月7日の七夕にちなみ、登壇者たちが願いごとを発表。鈴鹿は、佐藤に「映画の大ヒット、とかかな?」とプレッシャーをかけられる中、「イギリスでサッカー観戦」という個人的な願いをフリップで発表し笑いを誘う。さらに鈴鹿は「(空白の部分に)大ヒットって書いてます!」と言い張り、佐藤に「俺には見えます!」と励まされていた。
「星空のむこうの国」は7月16日より東京のシネ・リーブル池袋ほか全国で公開。
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