「夏への扉 ―キミのいる未来へ―」の公開記念舞台挨拶が本日7月5日に東京・TOHOシネマズ 日比谷で行われ、主演を務めた
ロバート・A・ハインラインによる小説をもとにした本作では、30年の冷凍睡眠から目覚めた科学者・高倉宗一郎が大切な人を救うため奔走するさまが描かれる。宗一郎役の山崎は「デビュー映画ぶりに、三木監督とご一緒させていただいて、縁やいろんなものに支えられながら楽しむことができた作品です」と笑顔をこぼす。三木は「今まで観たことのないものを作り出さなければいけない。イメージを多くのスタッフと共有するのは難しかったですが、知恵を絞りながら世界観を作っていくわくわく感がありました」と回想した。
周囲の反響を問われた三木は「原作ファンの方から、小説にはない藤木直人さん演じるロボットがよかったとお褒めの言葉をいただきました。うれしかったですね」と述懐。山崎は「この映画で伝えたかった『あきらめなければ失敗じゃない』というメッセージを受け取ってくださった方が多くてうれしいです」と喜びを伝える。そんな山崎について三木は「賢人くんからにじみ出る優しさ、地の部分が、苦境に立たされても信じる道を突き進む主人公のキャラクター造形に生かされていると褒めてくれる人が多いですね。自分が大変な状況下にあっても他者を思える優しさは賢人くんの素に近い。素敵だなと思います」とたたえた。
イベント中盤には本作のタイトルにちなみ「夏にやりたいこと」を問われる場面も。「キャンプがしたいです」と答えた山崎が「焚き火を見ながら無になって、お酒でも飲みながらリラックスしてボーッとする。“何もしない”をしに行きたいです」と言うと、三木は「かっこいい!」と声を掛け会場を和ませる。そして三木は「地元が徳島なんですが、去年はコロナの影響で阿波おどりに参加できなかったので、今年は踊りたいです。禁断症状が出ています(笑)」と回答した。
最後に三木は「梅雨の時期で鬱々とした日が続いていますが、この映画を見終わると爽快な気持ちになると思います。主人公の宗一郎とともに夏への扉を開けていただきたいです」とアピール。山崎は「近未来的なSFの面白さはもちろん、懐かしくなるレトロなものも楽しんでいただける作品です。そして人間のまっすぐ前に進んでいく力、助け合う力、そういうものの大事さが伝わるような物語になっています」と呼びかけた。
「夏への扉 ―キミのいる未来へ―」は全国で公開中。
※山崎賢人の崎は立つ崎(たつさき)が正式表記
きらら @mokomoko411
「夏への扉」山崎賢人の優しさを三木孝浩が絶賛「主人公に生かされている」(写真11枚) https://t.co/X2CHGOJBTY